第10回 2009年2月21日(土)放送 あらすじ

大人になれない子供たち

 16歳の誕生日、つかの間の再会を果たした竹宮芽衣(南沢奈央)と西野敦史(溝端淳平)は悲しい別れを決意した。その日、芽衣は自分の隠されていた出生の秘密を知り、敦史は自分を待っていた田所麻美(石橋杏奈)のリストカットという厳しい現実も突きつけられた。そして、芽衣には中川沙良(桜庭ななみ)から誕生日を祝うメールが届いていて…。
 新学期が始まると、芽衣は山岸美亜(岡本玲)に沙良からのメールの話をする。美亜は、沙良の失くした記憶が戻ったのではないかと推測。そんな2人に、中西優梨(鈴木かすみ)が藤原夏樹(柳下大)との間に子供が出来たと告白。妊娠4カ月と知った芽衣と美亜は、夏樹に話したのかと聞くが、優梨はためらっている。
 一方、敦史は一命を取り留めた麻美とずっと一緒にいることを約束。敦史は、自分が麻美を不安にしたと責任を感じていた。そのため敦史は、母の夏実(山本未來)も世話になっていた太田一平医師(鈴木浩介)のカウンセリングを受ける麻美に付き添う。そこで、敦史は夏実のことを太田に相談。夏実が家に引きこもっていると聞いた太田は、注意して見守るようにと敦史に告げる。その夏実は、敦史と芽衣が別れることになったのは自分のせいだと考え始めていた。
 両親が別れたため、芽衣と春菜(岩田さゆり)は、芽衣は母の幸子(渡辺典子)、春菜は父の寿久(甲本雅裕)と別々に暮らしていた。芽衣から"出会ったことには意味がある"と言われながら敦史と別れたと聞いた春菜は、自分たち姉妹の境遇と似ていると話す。
 優梨は、夏樹と話すことを決意して会うのだが、妊娠はしていなかったとウソをついてしまう。その言葉に、ホッとしたと喜ぶ夏樹。そんな夏樹の答えを聞いた優梨は、夏樹は自分のことしか考えていないと言い、走り去る。優梨のただならぬ様子に、夏樹は彼女の妊娠に気づく。
 そんな2人を見ていた敦史は、夏樹の考えを肯定しながらも、産まれてくる子供は親を選べないと突きつける。
 その頃、優梨は芽衣のもとに行き、病院へ付いてきて欲しいと頼む。産んでも後悔すると言う優梨に、芽衣は夏樹ときちんと話し合って決めた方が良いと促した。そして芽衣は、美亜と一緒に夏樹に会いに行くことに。そんな2人が公園を歩いていると川口ミヤビ(平田薫)が安田愁(若葉竜也)と、数人の若者たち相手に薬物取引をしているところに出くわす。美亜は、ミヤビを呼んで止めるようにと説得。しかし、ミヤビは、愁たちは仲間だと譲らない。その時、愁たちに警官が躍り掛かかった。散り散りに逃げる愁たち。芽衣と美亜も、ミヤビと一緒に逃げ出した。
 同じ頃、敦史は家から姿を消した夏実を探していた。森崎孝道(小木茂光)に援助を求めた敦史は、村越浩市(松田賢二)の店に行く。と、そこには逃げてきた芽衣と美亜がいた。敦史の問いに、村越は夏実はいないと言う。仕方なく、芽衣たちを連れて店を出ようとすると…。

キャスト

竹宮芽衣 … 南沢奈央
西野敦史 … 溝端淳平
山岸美亜 … 岡本 玲
田所麻美 … 石橋杏奈
中川沙良 … 桜庭ななみ
藤原夏樹 … 柳下 大
中西優梨 … 鈴木かすみ
竹宮春菜 … 岩田さゆり
     ・
石川マチ子 … 山口紗弥加
竹宮寿久 … 甲本雅裕
西野夏実 … 山本未來
森崎孝道 … 小木茂光
竹宮幸子 … 渡辺典子

ほか

スタッフ

■原作
 メイ
 「赤い糸」「赤い糸destiny」
 (ゴマブックス刊)

■脚本
 渡辺千穂

■企画
 関谷正征
 種田義彦

■プロデューサー
 森安 彩

■演出
 川村泰祐

■音楽
 菅野祐悟

■制作
 フジテレビ
 共同テレビ

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