第10回 2009年6月18日(木)放送 あらすじ

容疑者はボス!?最後の事件…最強の敵!!

 大澤絵里子(天海祐希)ら「特別犯罪対策室」の刑事たちは、謹慎処分を受け、生活安全課を補佐するなど細かい仕事をこなしていた。理不尽な処分に納得がいかない絵里子は、野立信次郎(竹野内豊)に怒りをぶつけていた。
 その頃、花形一平(溝端淳平)とともに、公民館での「振り込め詐欺防止キャンペーン」に参加していた片桐琢磨(玉山鉄二)は、新聞記者・鈴木(小須田康人)に声をかけられる。ネタはない、という片桐に鈴木は、対策室が謹慎中なのは、警視庁の裏金汚職問題と関係があるのかと尋ねる。
 同じ頃、2カ所のゴミ箱が連続して燃えるという事件を担当していた木元真実(戸田恵梨香)、山村啓輔(温水洋一)は、科捜研の奈良橋玲子(吉瀬美智子)に証拠品の分析を頼んでいた。しばらくして分析を終えた玲子は、爆発物のタイマーに使われた時計の一部から指紋が出たと告げる。ところが、その指紋は絵里子のものだというのだ。
 予想外の結果に驚く対策室のメンバーたちは、片桐の指示のもと、片桐、山村、岩井善治(ケンドーコバヤシ)が捜査に、真実と花形が絵里子の取り調べを担当することに。
 参事官補佐室にいた野立は、警視総監・大山源蔵(津川雅彦)も来場するイベントの警備について警察幹部との打ち合わせを終えた。すると、そこへ片桐がやってくる。片桐は、鈴木から聞いた裏金汚職問題の件を知っているかと野立に聞くが、野立はそんな話があれば自分にも情報が入っているはずだと一蹴する。ところが、鈴木は再び片桐に接触。鈴木の大学の先輩だという小野田忠(塩見三省)まで現れると、裏金問題はあながちデマではないと告げる。
 そんな頃、とある大学の講義室で爆発が起きたという知らせが入った。今度は、死傷者が出る規模の爆発だったため、真実らに緊張感が走る。真実は、取調べ中の絵里子に爆発のことを報告。爆弾の成分に関しても告げると、絵里子の表情がかわる。実は、爆弾のタイマーに使われていた時計は、絵里子が恋人の池上浩(丸山智己)に贈ったものだった。だから、絵里子の指紋もついていたのだ。しかし、絵里子は事件に関係しているのは浩ではなくその弟の健吾(石垣佑磨)で、健吾はテロ組織との関与を疑われ、最近まで服役していたと明かす。どう捜査すればいいのか、と問う真実に絵里子は、健吾の確保と浩の事情聴取を急げと言う。そして、自分がやる、といって立ち上がる—。

キャスト

大澤絵里子 … 天海祐希
野立信次郎 … 竹野内 豊
木元真実 … 戸田恵梨香
花形一平 … 溝端淳平
奈良橋玲子 … 吉瀬美智子
岩井善治 … ケンドーコバヤシ
山村啓輔 … 温水洋一
片桐琢磨 … 玉山鉄二

スタッフ

■脚本
 林 宏司

■演出
 石井祐介

■プロデュース
 村瀬 健
 三竿玲子

■音楽
 澤野弘之
 和田貴史
 林 ゆうき

■制作
 フジテレビドラマ制作センター

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