殺したはずの犬屋敷が無傷で立ち上がったことに獅子神は動揺すると、その場から飛び去った。その姿を見て、犬屋敷は獅子神が自分と同じ機械の体であることを確信する。その翌日から犬屋敷は飛行能力や治癒能力など新たな能力が使えることに気づくと、その能力を駆使して更に人助けを行っていく。一方、獅子神はなぜ犬屋敷を倒せなかったのか戸惑いながらも、親友である安堂直行をいじめの標的としていた不良グループと対峙し、射殺する。その後も平然と能力を利用して犯罪行為を続ける獅子神に対し、安堂は「平気で人殺すやつは無理だ」と拒絶する。安堂から拒絶された獅子神は虚無感を感じながら、またも民家に押し入り殺人を犯す。が、その帰り道にすれ違った二人の小学生の男の子にかつての自分と安堂を重ねた獅子神は、その子たちを見送るのだった。