第8回 2007年3月1日(木)放送 あらすじ

 早朝、田原一平(二宮和也)が中川時夫(横山裕)を起こすと、時夫は昨晩、客を殴ってしまったことへのケジメをつけるために店を辞めると言い出した。そんな時夫に一平は「男が仕事を辞めるなんて軽々しく言うな」と自分が竜次に言われた言葉を使い時夫を仕事に引っ張り出す。小宮竜次(梅宮辰夫)もケガの具合を聞いた以外は気にするなと言うだけだった。
 「坂下」に行くと、時夫は坂下律子(岸本加世子)に謝まろうとするが無視されてしまう。そんな中、一平のところへ坂下エリ(福田沙紀)が近づいてきた。エリは、律子の機嫌をそこねるのはまずいからクリスマス・イブのWデートはキャンセルし、2人だけで楽しもうと提案。浮かれているエリに一平は田原雪乃(高島礼子)に言われた、婿に狙われているという話を思い出して憂鬱な気分になるのだった。
 昼休み。控室では仲居たちがまかないを食べながら律子と坂下保(高橋克実)の噂話をしていた。昨晩の事件のことで言い合いになったが、結局は保は律子に言い負かされたらしいという話を聞いて複雑な思いの一平は席を立つ。パチンコ屋へ行くと保を見かけるがあえて遠い席に座る一平。すると携帯に唐沢ナオミ(黒木メイサ)からメールが届く。なんとクリスマス・イブに「カナル・カフェ」で行われるコンサートへの誘いだ。かなり魅力的な誘いだがエリとの約束もあり一平が悩んでいると背後に保が立っていた。慌てて携帯を閉じる一平。保に誘われ喫茶店「ルオー」へ行くが、話しながら何度もため息をつく保の姿に婿養子の哀愁を感じる一平だった。
 閉店後、ボーナスを渡された一平は竜次を誘って飲みに行く。竜次に板前を辞めるという噂の真偽を確かめるが、竜次の返事は…。また、自分が「坂下」の婿養子にされるかもしれないと相談をする一平に竜次は自分の道は自分で決めろと言うのだった。その夜、帰宅した一平は坂下夢子(八千草薫)からもらったコンサートチケットを時夫にあげてしまう。
 クリスマス・イブ。一平は「カナル・カフェ」でナオミとゴスペルを聴いていた。日本語が話せる日にも関わらず無口なナオミに戸惑う一平だが、ナオミは正月休み中にフランス料理を食べに行こうと誘ってきた。喜んでOKする一平。
 一平がアパートへ戻ると、シャク半(松重豊)が待ち構えていた。夢子にエリの監視を頼まれてコンサート会場に行ったが、開演早々にエリと時夫が次々に飛び出してきて、そのまま姿が見えないという。事情をうまく説明できず青ざめる一平は「坂下」に呼び出され…。

キャスト

田原一平 … 二宮和也

田原雪乃 … 高島礼子

中川時夫 … 横山 裕
唐沢ナオミ … 黒木メイサ
坂下エリ … 福田沙紀

澄子 … 森上千絵
松子 … 高橋史子
しのぶ … 黒瀬友美
玉子 … 森囿麻衣子
ルオー … 久保隆徳
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シャク半 … 松重 豊
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小宮竜次 … 梅宮辰夫
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坂下 保 … 高橋克実

坂下律子 … 岸本加世子

坂下夢子 … 八千草 薫

スタッフ

■脚本
 倉本 聰

■演出
 西浦正記

■制作総指揮
 中村敏夫(フジクリエイティブコーポレーション)

■プロデュース
 若松央樹
 浅野澄美

■音楽
 森山良子
 島 健

■制作
 フジテレビ
 フジクリエイティブコーポレーション

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