ザ・ノンフィクション
これでしか生きられない僕たちは ~インディーズ芸人物語~
「お笑い」でしか生きられない人々がいる…たとえ売れっ子芸人にはなれなくても…
この夜も、喫茶店の片隅にある小さなステージでは、お笑いの聖地・大阪で活動しながらも大手芸能事務所には所属していないインディーズ芸人たちが観客を笑わせていた。そんな芸人たちを支えているのは、漫才コンビ・ヤングの嶋仲拓巳(36)だ。相方の寺田晃弘(36)と高校時代にコンビを結成。Mー1甲子園で決勝進出を果たすなど将来を期待されていたのだが…大手事務所は“面白い芸人”よりも“売れる芸人”を求めていると感じた2人は“フリー”としての活動を選んだ。そして9年前、嶋仲は「ライヴ喫茶 亀」を開店。その売り上げで、インディーズ芸人たちが立てる舞台を運営している。
そんなヤングの2人が気に掛けているのが、75歳の年金生活芸人・クリスタル大坪。意味不明な言葉を延々と繰り出す、つかみどころのない話芸が、不思議と客にウケているのだ。大坪が芸人になったのは42歳の時。その動機は「芸人として売れれば、生き別れた娘と再会できるかも…」という驚きのもの。その理由に共感した寺田は、大坪の娘捜しの背中を押していく…
村橋ステム(34)。もうすぐ20年になる“フリー”の芸人生活に限界を感じ、東京で、芸能事務所に所属し、売れることを目指すと決めたのだが…
お笑いの街で生きるインディーズ芸人たちのおもろく、切ない、人生の迷い道の行方は…
この夜も、喫茶店の片隅にある小さなステージでは、お笑いの聖地・大阪で活動しながらも大手芸能事務所には所属していないインディーズ芸人たちが観客を笑わせていた。そんな芸人たちを支えているのは、漫才コンビ・ヤングの嶋仲拓巳(36)だ。相方の寺田晃弘(36)と高校時代にコンビを結成。Mー1甲子園で決勝進出を果たすなど将来を期待されていたのだが…大手事務所は“面白い芸人”よりも“売れる芸人”を求めていると感じた2人は“フリー”としての活動を選んだ。そして9年前、嶋仲は「ライヴ喫茶 亀」を開店。その売り上げで、インディーズ芸人たちが立てる舞台を運営している。
そんなヤングの2人が気に掛けているのが、75歳の年金生活芸人・クリスタル大坪。意味不明な言葉を延々と繰り出す、つかみどころのない話芸が、不思議と客にウケているのだ。大坪が芸人になったのは42歳の時。その動機は「芸人として売れれば、生き別れた娘と再会できるかも…」という驚きのもの。その理由に共感した寺田は、大坪の娘捜しの背中を押していく…
村橋ステム(34)。もうすぐ20年になる“フリー”の芸人生活に限界を感じ、東京で、芸能事務所に所属し、売れることを目指すと決めたのだが…
お笑いの街で生きるインディーズ芸人たちのおもろく、切ない、人生の迷い道の行方は…