優しい時間
-#7 息子-

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一息ついた「森の時計」ではレジ脇で梓が拓郎にメールを打っている。が、リリ(森上千絵)に見咎められ、止める。そのころ、拓郎は六介から陶芸展の申込書を渡されていた。「新人登竜門だ。死ぬ気でやれ」。拓郎は興奮した。そこへ梓からのメールが入る。めげずにまた打って来たのだ。拓郎は「当分会わない。メールしないでくれ」と返信した。鳴り続ける拓郎の携帯。拓郎は電源を切った。

夜になっても中里は「森の時計」に居座り続けた。そこへ風間が敏子を連れてやってきた。敏子は、息子が立ち上げようとしていた喫茶店を訪ねようとしていたところを保護されたと言う。その喫茶店も工事途中で投げ出されていた。夜逃げして、しかも万引きで捕まっていた、と風間が小声で言う。

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