優しい時間
-#7 息子-

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しばらくすると、勇吉の商社時代の同僚・河合(佐々木勝彦)と妻・綾(田島令子)、その大学2年生の息子が現れた。スキーに来て、以前店を訪れた水谷の話で「森の時計」を訪ねたのだと言う。綾が、棚に置いてある勇吉の彩紋カップに気付いた。「皆空窯で買ったのか」と訊く。怪訝な顔の勇吉に「昨日似たようなカップをそこで買った」と河合が続ける。勇吉は、「皆空窯」の青年をまた思い出した。

同じころ富良野駅前では、老いた木田敏子(佐々木すみ江)が、交番で道を尋ねていた。写真を見せて「この喫茶店を知らないか」と言っている。そこへ偶然、刑事の風間(山下澄人)が現れた。ふと見ると「森の時計」である。敏子は「息子がやっているんです」と言う。「?」の風間。

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