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2015年度 社会のためにトピックス

「そらぷちキッズキャンプ」で朗読会を開催

[2016年3月28日更新分]

「そらぷちキッズキャンプ」で朗読会を開催

2月13日(土)に北海道・滝川市を訪れました。目的地は「そらぷちキッズキャンプ」。病気と闘う子どもたちを応援する医療機能付きのキャンプ施設です。フジテレビはこの「そらぷちキッズキャンプ」の支援を始めて8年目となります。

今回は、奥寺健アナウンサーと北海道文化放送の柴田平美アナウンサーが、子どもたちに絵本を朗読します。滝川駅で合流した柴田アナは、新人らしく元気はつらつ。でも、子どもたちを前にしての朗読という慣れないイベントに、ちょっと緊張気味です。みんなでいただいたお昼ご飯の際も、柴田アナは奥寺アナと入念な打ち合わせ。キャンプに到着してからも、準備を進めつつ、読み合わせに余念がありません。

準備万端整ったところで、子どもたちとその家族がやってきて、いよいよイベントがスタートです。


今回、参加してくれたのは、北海道在住の2人と東京からやって来た2人、合わせて4人の子どもたちとその家族の皆さん。このキャンプでは3泊4日の間に乗馬体験、雪遊びなどを行い、病気のことを忘れて楽しいひとときを過ごします。その中にわれわれの行う朗読イベントもあるのです。

まずは、『あなせん』から。奥寺アナ、柴田アナの指導で子どもたちが発声練習。最初は恥ずかしがってなかなか声が出なかった子どもたちですが、だんだん緊張もとれて、声も大きくなっていきます。


声が出始めたところで、今度は、歌の時間。1曲目は「みんなのニュース」金曜日に放送している奥寺アナ作詞・作曲の「ことばのうた」。奥寺アナが教えながら歌います。でも、知らない曲に子どもたちもちょっと戸惑い気味。2曲目は「サザエさん」。こちらはもちろんよく知っているだけあって、子どもたちも大きな声で歌ってくれました。

次は、いよいよ朗読の時間です。冬や雪をテーマにした絵本をセレクト。絵本の絵をプロジェクターで投影しながら、2人のアナウンサーが感情を込めて語りかけます。2人のコンビネーションもばっちりです。ときには優しく、ときには大きな声で、そしてときにはささやくような声で、情感たっぷりに読み上げる中、子どもたちは2人の声に聞き入り、絵本の世界に入り込んでいるように見えました。


そして、スペシャルゲストが登場。北海道文化放送のキャラクター「みちゅバチ」です。子どもたちが大歓声で迎えると、一緒に「ちびまる子ちゃん」のテーマ曲、ピーヒャラダンスを踊ります。


楽しい時間があっという間に終わりを迎えようとしたとき、子どもたちから驚きのプレゼント。今回のイベントのお礼にと、かわいらしい手作りクッキーをくれたのです。バレンタインデーの前日で、我々にとって最高のプレゼントとなりました。翌日、キャンプを運営するスタッフの方から「子どもたちがすごく喜んでいた」と聞き、ますます最高のバレンタインデーに。冬の北海道に行ってきたのに、すごく温かい気持ちで東京に戻ることができました。

文:額田博之(フジテレビ 企業広報部)

フジテレビ 奥寺健アナウンサーからのメッセージ

【早めの春の足音を感じながら】


フジテレビ 奥寺健アナウンサー
3泊4日のキャンプのプログラムの中で、朗読会があった2日目は、日本中を襲った春の嵐の影響で、2月の滝川としては驚きの雨模様。昼間しばらく部屋の中で過ごしていた子どもたちに元気を出してもらおうと思い、アナウンサーの発声・発音練習や歌などを通し、一緒に声を出してもらいながらの朗読会になりました。


北海道文化放送のキャラクター「みちゅバチ」
今回一緒に朗読をしてくださったのは、北海道文化放送の柴田アナウンサー。朗読のほか、局のキャラクター「みちゅバチ」と一緒に踊るなど、段取りもいっぱいありましたが、こどもたちの様子に合わせ、楽しく盛り上げてくれました。ありがとうございました!

一緒に過ごした子どもたちは4家族で8人。当初少なめかなと思いましたが、保護者の方やボランティアの方々も含めると結構大所帯になりました。読んだ本は3冊。いずれも雪にまつわるお話です。特に最後の「ふゆ」という作品は、ページ一杯に雪が描かれ、動物の足跡がたくさん出てきます。どんな動物がついさっきまでそこにいたのか、次の日には自分の眼で確かめに行きたくなるようなお話でした。

さて、今回はいつにもまして、学生さんほか若いボランティアの方々の支えの大きさを感じました。中には小児科医を目指している方もいました。将来お医者さんになった時に、このようなキャンプの体験は、さまざまな形で生きてくるのだろうなと思いました。自分の生き方を考える時期に、北海道の自然の中でいろいろな人と交わることで、多くの大事なことを得られるでしょう。


大学をかなり前に卒業してしまった(笑)私にとっても、そらぷちは、いつも、生きる力や、想い、気付きの機会をもらえる大切な場です(ご縁があって既に5回目です)。今の立場で、どのようなことが子どもたちをはじめ皆さんに喜んでもらえるのか、それによって、自分の中にどんな想いが芽生えるのか…。フジテレビのメンバーとして関わることで、毎回多くのことが見えてきます。個人的に余暇を使って活動するにはある程度のエネルギーが必要です。だからこそ、仕事を通してそらぷちに加われるのは、とてもありがたいです。まだ関わったことのない社内のスタッフには、ぜひ体験してもらいたいと思いました。

文:奥寺健(フジテレビ アナウンサー)

北海道文化放送 柴田平美アナウンサーからのメッセージ


冬まっ只中の北海道。車窓から外を眺めると、足跡一つない真っ白な雪景色が広がっています。札幌から列車でおよそ1時間。滝川市の丸加高原にある「そらぷちキッズキャンプ」におじゃましてきました。


病気をかかえる子どもたちとの朗読会。
子どもたちと触れ合えるという楽しみと、喜んでもらえるかなという不安の中始まりましたが、照れながらも見せてくれるみんなの笑顔に、私の不安はどこへやら…?!発声練習・ことばのうた・サザエさんの歌と、声を出すことが多かったのですが、みんな大きな声でとても上手に歌ってくれました!

奥寺アナウンサーと掛け合いながら、雪の世界が広がる冬に見られる動物の絵本を読んだときは、静かに、興味深く、真剣に聞いてくれていました。
子どもたちが楽しんでくれたらという気持ちで臨みましたが、かえって私が子どもたちから元気をもらい、癒されて帰ってきました。

朗読会の最後に、子どもたちからにこにこ太陽マークの手作りクッキーをプレゼントされた時は、本当に感激しました!

札幌へ帰ってきてからも、かわいらしいクッキーを眺めながら手作りしてくれた子どもたちの姿を思い浮かべ、にっこにこ。

次回、また参加することができたら、絵本の中に出てくる絵と同じように、雪の世界で子どもたちと遊びたいなあ!と思いました。

文:柴田平美(北海道文化放送 アナウンサー)

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