2026年度 支援国
東ティモール
2026年度 支援国
東ティモール
東ティモールは豊かな自然と、15歳未満が人口の約3分の1を占める若い人口構成を持ち、発展の可能性を秘めていますが、農村の貧困や栄養不良、教育格差が依然深刻です。経済は石油・ガス依存が強く、非資源分野の育成が急務とされています。2026年予算では包摂的発展が掲げられていますが、持続的成長には産業多角化と人材育成が不可欠です。国連開発計画の人間開発指数でも後発開発途上国の水準にあり、安定した国家運営と経済基盤の確立が今後の大きな課題となっています。
近年、東ティモールでは気候変動の影響が顕著になり、干ばつや洪水などの自然災害が頻発しています。気候変動による脆弱性は高く、農村部では水不足や作物不良が深刻化しています。特にエルニーニョ現象が強まった2023~24年には、主要作物であるトウモロコシや米の収量が大幅に落ち込み、食料不安が拡大しました。さらに、毎年のように発生する豪雨や洪水は住宅や道路を破壊し、数万人規模で避難を余儀なくされる地域もあります。この影響で子どもの栄養状態は悪化しており、国際機関は約5万人の子どもが急性栄養不良のリスクにあると警告しています。災害対策と気候変動への適応強化が急務となっています。