2021年度 支援国

モザンビーク共和国

2021年度 支援国

モザンビーク共和国

ユニセフの支援

ユニセフの支援(1)

新型コロナウイルス

モザンビーク保健省によると、2020年3月下旬に国内で初めての感染者を確認してから、約1年間で累計感染者数は6万人を超えています。感染拡大による休校は教育機会のみならず、学校給食や予防接種等学校を通じて受ける栄養や保健サービス、安全な場所という生命線が失われる危険性があります。

ユニセフは、拡大する感染から子どもたちを守り、その他の予防可能な病気からも命を落とすことがないよう従来の予防接種キャンペーン、保健サービスや栄養治療等の支援活動を継続しています。

ユニセフの支援(1)

ユニセフの支援(2)

栄養

モザンビークでは日常的に栄養を十分に取れない慢性栄養不良の改善が過去15年間ほとんど見られず、5歳未満の子どもの43%がその状況下にあります。特に、北部地域は、南部の首都マプトの2倍にも及ぶなど栄養不良が深刻な課題になっています。人口の8割超が農業に従事し、天候に依存した農業生産は干ばつや洪水などの影響を受けやすく、凶作による食料難も原因のひとつです。不衛生な環境によって下痢疾患に陥りやすいことも理由にあげられます。

ユニセフは、保健施設が不足するコミュニティでも子どもたちを守れるように、子どもたちの身近な場所に栄養治療食や研修を受けた保健員の配備を進め栄養不良の予防、早期発見、治療に向けた取り組みを進めています。

ユニセフの支援(2)

ユニセフの支援(3)

母子保健

現在でも毎日5歳未満の子ども320人がマラリアや呼吸器感染症、下痢等の予防や治療が可能な病気で命を落としています。子どもの死亡は新生児が3割以上を占め、妊産婦死亡率や新生児死亡率は過去10年間改善が停滞しています。栄養不良、マラリア、HIV/エイズが子どもの病気や死亡に深刻な影響を及ぼしています。

ユニセフは、すべての子どもたちが十分な保健ケアを受け、予防や治療可能な原因で命を落とすことがなくなるよう活動を行っています。質の高い保健サービスが地域で提供できるよう地域レベルで保健所を設け、命を守る医薬品やワクチンを配備し保健従事者を育成しています。また、予防接種や衛生知識の普及等も進めています。

モザンビーク共和国 基本統計

モザンビーク共和国 基本統計

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ユニセフの支援

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