2020年度 支援国

モザンビーク共和国

2020年度 支援国

モザンビーク共和国

ユニセフの支援

ユニセフの支援(1)

自然災害

モザンビークはアフリカで3番目に自然災害のリスクが高い国とされています。2019年は過去最大級の大型サイクロンの影響を2度も受けました。
サイクロン「イダイ」は3月にモザンビーク中部を襲い、東京都に匹敵する面積が洪水に見舞われ、80万ヘクタールの農地が被害を受けました。4月には北部に「ケネス」が直撃しました。以降、コレラやマラリアなどの罹患リスクが高まりました。食糧難によつ栄養不足も重大な課題です。
2019年12月時点で50万人以上もの人々が損壊した家屋などでの生活を余儀なくされ、10万人近くが自宅を離れ、避難しています。
一方、アフリカ南部の広い範囲で、降水量がここ30年間で最低を記録しており、モザンビーク南部でも深刻な干ばつに見舞われている地域があります。

ユニセフはサイクロンの被害を受けた子供たちと家族に人道支援を提供し、安全んな飲み水、食料、医療ケアを提供するなど、緊急・復興支援を行っています。

ユニセフの支援(1)

ユニセフの支援(2)

栄養

モザンビークでは日常的に栄養を十分に取れない慢性栄養不良の改善が過去15年間ほとんど見られず、5歳未満の子供の43%がその状況下にあります。人口の8割越が農業に従事していますが、天候に依存した農業生産は干ばつや洪水などの影響を受けやすく、凶作による食糧難も理由のひとつです。不衛生な環境によって下痢疾患に陥りやすいことも理由にあげられます。乳幼児期の栄養の不足や偏りも一因です。命を守る母乳育児は6ヶ月未満の乳児のうち半数以下であり。バランスの取れた栄養摂取ができている生後6ヶ月から2歳の乳幼児の割合も13%以下にとどまっています。

ユニセフは、保健施設が不足するコミュニティでも子供たちを守れるように、栄養治療食の提供や研修を受けた保健院の配備を進め、栄養不良の予防、早期発見、治療に向けた取り組みを進めています。

ユニセフの支援(2)

ユニセフの支援(3)

母子保健

現在でも毎日5歳未満の子どもの320人がマラリアや呼吸器感染症、下痢などの予防や治療が可能な病気で命を落としています。
子どもの死亡は新生児が3割以上を占めています。栄養不良、マラリア、HIV/エイズが子どもの病気や死亡に深刻な影響を及ぼしています。

ユニセフは、全ての子どもたちが十分な保健ケアを受けられるよう、地域レベルで保健所を設け、命を守る医薬品やワクチンなどを配備し保健従事者を育成しています。

モザンビーク共和国 基本統計

モザンビーク共和国 基本統計

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ユニセフの支援

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