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3.教員の不足 インドネシア統治時代、教職の多くがインドネシア人によって担われていたため、騒乱の影響は教員にも及びました。小学校教員の22%、中学校教員の90%を占めていたインドネシア人の教員のほとんどが騒乱後に帰国したため、東ティモールでは極度の教員不足に陥りました。ユニセフの支援もあって、多くの東ティモール人の教員が学校に復帰しましたが、半数以上の教員が教育に関する十分な知識、技能を有していないとする調査報告もあります。また、必ずしもすべての教員が教育に対して情熱と高い志を持っているとは言い難く、家庭の都合で授業を突如休講にしたり、副業のために学校に来なかったりするケースが頻発しており、今回の視察中にもこうしたケースを幾度か目の当たりにしました。 また、教育行政を担う役人の多くがインドネシア人であったため、彼らの帰国後には経験の浅い東ティモール人の行政官が国際的な支援を受けて教育行政を担うことになりました。カリキュラム開発、教員の養成と管理の面でエンパワーメントの必要があり、人材養成は教育部門の最重要課題の一つに挙げられます。 |
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