役者魂!
大福が奇跡を呼ぶ
本能寺海造(藤田まこと)の子供だという福田桜子(川島海荷)、忠太(吉川史樹)を家に泊めた烏山瞳美(松たか子)は、翌朝、子供たちを連れて本能寺主演の「リチャード三世」が初日を迎える劇場にやってきた。すると、同舞台に出演する梓里奈(加藤ローサ)のマネージャー・斉藤和子(濱田マリ)から、本能寺が劇場に来ていないと告げられる。焦った瞳美は、プロダクションの社長・柳沢光春(香川照之)に電話をし、本能寺は好物である鶴亀本舗の大福があれば言うことを聞くと教えられる。経理の相川護(森山未來)に大福を買って来るように頼むと、瞳美は本能寺の家へ。
本能寺は自宅で稽古をしていたが、役が演じきれず納得できないから劇場に行かないと言い出し、初日を延期するようにと瞳美に訴える。困った瞳美は、楽屋に大福を用意していると言う。それを聞くと、本能寺の態度は一変。劇場へ向かったのだ。何とか本能寺を会場入りさせた瞳美だが、通し稽古が始まり、客席に子供たちの姿を見つけた本能寺は、今度は、母親が子供たちを引き取るまで開幕しないと言い出し、楽屋へ閉じこもってしまう。大福で誘い、稽古は再開されたが、最初のセリフから納得できない本能寺は、同じセリフを繰り返すばかり。そして、役が固まらないまま、開幕の時間になり…。
本能寺は自宅で稽古をしていたが、役が演じきれず納得できないから劇場に行かないと言い出し、初日を延期するようにと瞳美に訴える。困った瞳美は、楽屋に大福を用意していると言う。それを聞くと、本能寺の態度は一変。劇場へ向かったのだ。何とか本能寺を会場入りさせた瞳美だが、通し稽古が始まり、客席に子供たちの姿を見つけた本能寺は、今度は、母親が子供たちを引き取るまで開幕しないと言い出し、楽屋へ閉じこもってしまう。大福で誘い、稽古は再開されたが、最初のセリフから納得できない本能寺は、同じセリフを繰り返すばかり。そして、役が固まらないまま、開幕の時間になり…。