2007年11月28日(水)放送 みどころ

The Hotel Chelsea ~チェルシー・ホテルの伝説~

第9弾は、ニューヨークにある“アーティストの巣窟”とも言える伝説のホテル「チェルシー・ホテル」をお送りします。

世界中から多くの旅人が訪れる大都会、アメリカ、ニューヨーク。
あらゆる種類の人間が夢を求めてやってくる街。
そんなニューヨークのダウンタウン、23丁目の西222番地。
ここに1軒のホテルがある。
The Hotel Chelsea=通称「チェルシー・ホテル」。

1883年に立てられた赤レンガが特徴的な歴史的建造物であるこのホテルは、これまで多くのアーティストたちが住み、多くの伝説を残してきた。
「トム・ソーヤーの冒険」で有名なアメリカを代表する作家
マーク・トウェイン、イギリスの詩人ディラン・トーマス・・・

SF作家のアーサー・C・クラークは、このホテルで、小説「2001年宇宙の旅」を書き上げた。
アンディ・ウオーホルは、このホテルで、伝説の映画「チェルシー・ガールズ」を撮影した。
写真家のロバート・メープルソープは、かつて、パンク・ロッカーのパティ・スミスとこのホテルで同棲していた。
ボブ・ディランは、このホテルで、妻のサラのことを歌った名曲「悲しい目をしたローランドの貴婦人」を作った。
フランス人監督リュック・ベッソンはこのチェルシー・ホテルを舞台に映画「レオン」を撮影した。
また、かつては、ジミ・ヘンドリックスやジャニス・ジョップリンなどのロック・スター、アレン・ギンズバーグ、ウイリアム・バロウズ、ジャック・ケルアックらビートの作家たちが、このチェルシー・ホテルによく出入りしていたという。

そして、セックス・ピストルズのベーシスト、シド・ヴィシャスはこのホテルの一室で、ガール・フレンドのナンシーを刺殺したとされる、パンク・ロックの最も有名な伝説を残した。

もちろん今でもこのホテルには多くのアーティストが住んでいる。
ホテルのロビーや階段などには、いたるところに住人アーティストたちの作品が並ぶ。

そう、ここはさながらギャラリーである。

なぜ現在でも、このホテルにアーティストたちが集まり続けるのだろうか?
そして、このチェルシー・ホテルに残された伝説とは、いったいどんなものなのだろうか?

今回の「世界組TV」は、このチェルシー・ホテルの伝説に迫ります。

キャスト

■ナレーション
 佐野瑞樹(フジテレビアナウンサー)

スタッフ

■ディレクター
 冨田哲朗

■AP
 佐藤未郷

■プロデューサー
 深見倫子

■制作
 FCI New York

■制作著作
 フジテレビ

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