WOLF’S RAIN
#11 消失点
死の森を抜け、外れの街へとやってきたキバたち。今夜は満月だ。月の花の娘と共に迎える初めての満月に狼たちの心は浮き立つ。チェザを取り囲み何かが起こりそうな予感を抱きつつ、空を見上げていたキバたち…。すると、満月へとのびていく、真っ白の絨毯のような月の花の道が現われた! その一筋の道を、楽園に向って一直線に駆けてゆくチェザと狼たち。だがその時、月の上に不吉な黒点が出現した…。そしてその頃、チェザのいなくなったフリーズシティには、狼を求めるジャガラ卿の軍隊が侵攻していたのだ…。