第6回 2003年11月11日(火)放送 あらすじ

#6 家族崩壊

 梓(夏川結衣)は、「ホテルカリフォルニア」の二〇八号室で再び数馬(北村一輝)と会っていた。数馬が、自分が何者なのかを話す、と梓に言ったからだった。樹里(戸田菜穂)からそのことを教えられた欧太郎(ユースケ・サンタマリア)は、ふたりがいる部屋に向かい、ついに梓と数馬の関係を知ってしまう。
 一方、「ホテルカリフォルニア」の二〇九号室で、度々男の姿を目撃するという不可思議な体験をしていた草間(いかりや長介)は、里美(佐藤藍子)が持っていた写真から、その男が里美の父・柏木雅夫(光岡湧太郎)だと知る。雅夫が二〇九号室の床に何かを隠しているような場面を幻視していた草間(いかりや長介)は、床板を剥がして真相を確かめようとしていた。
 その時、向かいの二〇八号室で大きな物音がする。草間と里美がようすを見ようとドアを開けると、欧太郎が部屋から飛び出し、その後を梓が追いかけようとしていた。そして、一瞬だが開いたドアの向こうにいた数馬の顔も目撃する。
 その頃、樹里は松本家の納戸で何かを目撃していた。恐怖に怯え、そこから逃げ出そうとする樹里。しばらくして、欧太郎と、彼の後を追いかけてきた梓が戻ってきた。すると、突然樹里が梓に襲いかかった。が、その拍子に樹里は2階のバルコニーから階下に転落。落下してきたシャンデリアが彼女の頭を直撃する。樹里は、ただちに病院に運び込まれるが…。
 欧太郎は、梓の浮気と樹里の事故で二重のショック受けていた。志摩子(梶芽衣子)も責任を感じているようだった。
 その夜、梓は、自らの行いを悔い、一生許してもらえなくてもいいから鈴(山田夏海)の側にいさせてほしい、と欧太郎に懇願する。しかし、欧太郎は、梓の顔を見ることすら出来ず、しばらく考えさせてほしい、とだけ告げる。
 そんな中、梓と数馬の関係を知った志摩子は、梓に離婚届を差しだし、欧太郎と別れてほしいと告げた。ふたりのやり取りを聞いていた欧太郎は…。

キャスト

夏川結衣
ユースケ・サンタマリア
北村一輝
白石美帆
佐藤藍子
  ・
戸田菜穂
高知東生
  ・
火野正平
梶 芽衣子
  ・
いかりや長介

スタッフ

■原作・脚本
  坂元裕二
■プロデュース
  鈴木吉弘
■演出
  林 徹
  成田 岳
■音楽
  石田勝範

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