天使の代理人
赤ん坊を失った悲しみから立ち直れない有希恵(星野真里)と、前向きに生きようとする夫・信吾(窪塚俊介)の溝がますます深まり、有希恵は離婚さえ口走るようになる。有希恵の、雪絵(加賀美早紀)への憎しみは消えず、復讐を果たす機会を狙って再び雪絵に近づく。ところが雪絵は、「代理人さん」と親しげに有希恵に呼びかけ、もらったばかりの母子手帳を見せながら、本気で子どもを産む決心をしたから、ずっと傍にいてほしい、と頼りにする。そんな雪絵に思わず連絡先を教えてしまう有希恵。ある日、雪絵から助けを求める電話がかかる。有希恵は冷たく突き放すが、雪絵の赤ん坊のことを思うと、居ても立ってもいられなくなって……。一方、不審な電話がかかり、外出も増えた有希恵に、信吾が疑惑を抱きはじめる。