沢村を憎むあまり、佳那子を流産させようと企む泉美。そしらぬ顔で佳那子を訪ね、薬を飲ませて流産させようとするが…。
　そのとき、佳那子が泉美に告白する。妊娠は嘘だったと…。何度も流産を繰り返したあげく、病気で子どもを産めない体になったが、夫には内緒にしている。不倫をする夫の心を取り戻すために、愚かな芝居をしていたと…。佳那子を苦しめていた張本人は、自分だった─泉美は激しく自分を責める。
　子どもを産むか、産まないか─答えが出せない泉美のもとへ、佳那子が訪ねてくる。泉美と沢村のことを全て知っている、ときりだす佳那子。泉美は、掲示板の『まりりん』が、佳那子だと気づいて…。