第5回 2006年8月1日(火)放送 あらすじ

家に人を入れない!

 リビングを掃除している信介(阿部寛)。書類整理、ゴミの分別も手際よくこなし、信介はチリ1つない部屋に満足げな様子。信介にとってはこれが当たり前の光景。
 ある日、夏美(夏川結衣)が看護師たちに「家事ってすごく面倒。私もヨメが欲しい」とボヤいていると、「ちょっと頭痛がしまして…」と信介がやってきた。「軽い症状なら、しばらく様子を見るとか、市販の薬飲むとか。あなたみたいな人がいるせいで医者が忙しすぎるんです」と夏美にたしなめられた信介は「家事が嫌いか…。結婚する上でハンデだな」と独り言のように皮肉を言う。
 信介の事務所では、摩耶(高島礼子)が新しい仕事の依頼を持ってきた。「スケジュール的に難しいですよ。今やってる仕事も山場だし」と躊躇する英治(塚本高史)を、「売り上げアップで給料もアップ」という甘い言葉で釣る信介。結局新しい依頼も引き受けて、仕事に追われる日が何日か続いた夜、翌朝までに英治に渡さないといけない仕事が残っているのに、信介はキッチンのちょっとした汚れが気になってしまう。無心でキッチンを掃除したり、BGMを選びまくったり、時間がなくなる中、みちる(国仲涼子)の部屋に遊びに来ている夏美から夕食のおすそ分けの電話がかかってきた。部屋に持って行くという夏美に「帰りに寿司を買って来たんだ」とウソをついた信介は、結局、一人、素麺をすするのだった。
 1つの工程が終わったものの、息つく暇もなく次の仕事に取り掛かる信介は、ついに過労から倒れてしまうのだった。信介が目を覚ますと病室には英治の他、中川(尾美としのり)や圭子(三浦理恵子)たちも心配して来ていた。「2、3日は安静にするように」と言う中川に、「仕事再開しないと」と起き上がろうとする信介。しかし英治は摩耶に事情を話して、他の建築家にピンチヒッターを頼んでしまっていた。それを知った信介は英治と口論になり、病室から英治を追い出してしまう。病室を飛び出した英治は、夜、みちると千鶴(SHEILA)相手にヤケ酒を飲みながらも、ついつい信介を尊敬している話になってしまい、みちると千鶴は呆れるのだった。
 一方、見舞いにやって来た摩耶から、仕事を断ったクライアントの奥さんが、これまで家事を楽しいと思ったことがなかったから、信介の作るキッチンを楽しみにしていたと聞かされた信介は…。

キャスト

桑野信介 … 阿部 寛
早坂夏美 … 夏川結衣
田村みちる … 国仲涼子
村上英治 … 塚本高史
中川良雄 … 尾美としのり
中川圭子 … 三浦理恵子
吉川沙織 … さくら
金田裕之 … 高知東生
西村千鶴 … SHEILA
桑野育代 … 草笛光子(特別出演)
沢崎摩耶 … 高島礼子

スタッフ

■脚本
 尾崎将也

■演出
 三宅喜重(関西テレビ)
 小松隆志(MMJ)
 植田 尚(MMJ)

■プロデューサー
 安藤和久(関西テレビ)
 東城祐司(MMJ)
 伊藤達哉(MMJ)

■制作
 関西テレビ
 メディアミックス・ジャパン

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