ある日、「竜乃湯」で働く山崎一馬（ゴリ）の所へ早苗（観月ありさ）がやってきた。まどか（遠藤由実）の学校から呼び出されたという。早苗が学校に行くと、担任教師の山田康子（吉村涼）から、まどかがクラスの男子を池に突き落としたと報告され、驚く早苗。家に戻りまどかに理由を聞くが、もうやらないと言うだけで理由を言おうとはしない。不安になる早苗に、一馬と竜五郎（加藤茶）は、いつも早苗が一馬を怒っている家庭環境が悪影響を与えたかもしれないと言い出す。さらに、高岡久美（鈴木砂羽）にも一馬に対する態度はひどいと言われ、早苗はまどかのために一馬に優しく接することを決める。
　夕食時、テーブルにおかずをこぼした一馬を叱りかけた早苗だが、まどかが見ていることを意識して慌てて優しい口調に。調子づいた一馬はシューマイとピーマンの交換を申し出るなどやりたい放題。腹を立てながらも必死に笑顔を見せる早苗。
　そんな中、家庭訪問の知らせがきた。早苗が優しい日々が続くことを考え、ほくそ笑む一馬に対し、ガマンの日々を重ねている早苗はストレスからかぼんやりとすることが多くなりまどかとの会話もどこか上の空。そんな早苗を心配するまどかは秋山ユリ（蛯原友里）の元へ相談に向かう。
　同じ頃、カフェでは健作（高知東生）が山崎家の家庭状況を聞いて一馬と竜五郎を遊びに誘っていた。最初は断るがだんだんその気になってきた一馬。寺ではユリからまどかの話を聞いた早苗が陽光院（野際陽子）や桜沢美咲（川島なお美）に事情を話していた。早苗は陽光院から上辺だけじゃなく、夫婦の絆を深めるようアドバイスをもらう。帰宅後、一馬に一緒にいる時間を増やすためにできるだけ「竜乃湯」に来ることを告げる早苗。しかし一馬は互いの仕事を交換した方が互いの苦労もわかり、絆も深まると主張。翌日は健作が企画した女子大生とのカラオケに行くために仕事を抜け出し、家庭訪問のある5時半までには帰宅するつもりだったからだ。
　翌日、仕事を交換した2人。早苗が慌しく「竜乃湯」で働く中、一馬は交換した家事もそこそこに、健作と竜五郎とカラオケに行ってしまう。やがて家庭訪問の時間になり、「竜乃湯」を進藤祐介（山本裕典）と祐介の妹の千恵（児玉絹代）に任せ自宅に戻る早苗。一方、ようやく自分の番が回ってきて熱唱しようとする一馬だが、竜五郎に家庭訪問のことを言われハッとなる。既に時間は約束の5時半を過ぎていた…。