第9回 2009年3月10日(火)放送 あらすじ

死なないで、理人

 理人(水嶋ヒロ)は、弟の剣人(佐藤健)から、メイ(榮倉奈々)を賭けた勝負を挑まれる。剣人と壮絶な殴り合いを繰り広げる中で迷いを吹っ切った理人は、ボロボロになりながらも立ち上がり、もう二度とそばを離れない、とメイに約束する——。
 理人同様、剣人も体中に傷を負っていた。リカ(大政絢)や青山(真山明大)から、大げさな手当てを受ける剣人。メイは、そんな彼の姿を複雑な思いで見つめていた。
 同じころ、ルチア宮では、忍(向井理)と多美(谷村美月)が対峙していた。多美は、忍を非難するかのように、これからどうするつもりなのか、と問いかけた。しかし忍は、何も言わずにただ微笑むだけだった。
 そのとき、ルチア(山田優)の寝室で大きな物音がした。忍たちが駆けつけると、床には割れたグラスや花瓶が散乱していた。ルチアは、理人はどこにいるのか、とヒステリックに叫ぶと、メイを徹底的に苦しめるよう、忍に命じた。
 あくる日、メイは、剣人を呼び出し、彼に礼を言おうとした。剣人は、そんなメイの気持ちを察して普段通りに接すると、まだお前のことは諦めていない、と告げる。理人と勝負をつけた上で、メイに選んでもらわなければ意味がない、というのだ。するとそこに、慌てた様子で泉(岩佐真悠子)たちがやってくる。クラスメイトの香織(菊里ひかり)やゆう子(秋山多奈)たちが不審な男たちに襲われそうになったというのだ。さらに、ひかる(中村知世)の実家にトラックが突っ込むという事件や、奈央(小嶋陽菜)の一族が経営する国内最大手の電機メーカーが買収騒動に巻き込まれるという事件まで起きていた。凛(忽那汐里)やみるく(吉田里琴)らは、一連の出来事はすべてルチアの仕業だと疑うが、証拠はなかった。
 そんな中、メイの前に右近(高木万平)と左近(高木心平)が現れる。ふたりは、金太郎(津川雅彦)に命じられてメイを呼びにきたのだという。メイは、理人とともに金太郎の私邸を訪れた。するとそこには、ルチア=詩織と忍の姿もあった。その席で金太郎は、メイではなく詩織を自分の後継者に指名する。さらに金太郎は、アメリカで行われる後継者発表のセレモニーに詩織とともに行くよう理人に命じる。突然のことに、メイは大きなショックを受けるが…。

キャスト

柴田理人(21) … 水嶋ヒロ
東雲メイ(17) … 榮倉奈々
柴田剣人(17) … 佐藤 健
ルチア(?) … 山田 優
忍(?) … 向井 理
本郷金太郎(70) … 津川雅彦

ほか

スタッフ

■原作
 「メイちゃんの執事」
 宮城理子(集英社刊「マーガレット」連載中)

■脚本
 古家和尚

■企画
 後藤博幸
 太田 大

■プロデュース
 橋本芙美(共同テレビ)

■演出
 石川淳一(共同テレビ)
 木下高男(共同テレビ)
 城宝秀則(共同テレビ)
 岩田和行(共同テレビ)

■音楽
 河野 伸
 高見 優

■制作
 フジテレビ
 共同テレビ

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