第3回 2009年1月27日(火)放送 あらすじ

あなたに仕えたい

 理人(水嶋ヒロ)は、メイ(榮倉奈々)の様子がおかしいことに気づく。メイが、理人を避けるようになったのだ。原因のひとつは、ルチア(山田優)が実は本郷家の人間であることを、理人がメイに話していなかったせいだった。ルチアの本名は本郷詩織。彼女は、本郷家の遠縁にあたり、メイの父・周太郎(橋爪淳)が本郷家を飛び出した後に、養女として迎えられたのだという。ルチアの執事・忍(向井理)からそれを教えられたメイは、ショックを隠せない。ルチアは、そんなメイに、優しい微笑みを向けながらある提案を持ちかける。それは、自分が本郷家を継ぐことになったら、メイの両親の遺骨を同じ墓に入れる、というものだった。そうすれば、メイも無理をして聖ルチア女学園で生活をする理由はない、というのだ。1番いい選択は何かを考えてほしい、とルチアに言われたメイは、激しく動揺していた。
 あくる朝、登校したメイの前に、慌てたようすで剣人(佐藤健)が駆け寄ってくる。メイのせいで、泉(岩佐真悠子)が聖ルチア女学園を退学させられる、という噂話が流れ、生徒たちが殺気立っているというのだ。メイが入学して以来トラブル続きだったため、泉が太陽<ソーレ>の上級生たちに睨まれた、ということらしい。不二子(中別府葵)や凛(忽那汐里)らは、メイを取り囲んで責めた。その輪に割って入ったのはリカ(大政絢)だった。リカは、メイには竜恩寺家の次期当主である泉を退学に追い込むほどの力はないと憎まれ口をたたきながらも、噂話に振り回されるのは時間の無駄、と主張して皆を抑え、メイを助けた。
 泉のことが気になったメイは、彼女の執事を務める木場(夕輝壽太)から事情を聞いた。そこで木場は、泉が竜恩寺家の次期当主ではなくなったことを告白した。4年前に竜恩寺家に嫁いできた泉の義母・都(山口香緒里)から電話があり、都が生んだ子・新之介(庄司龍成)が次期当主になることが親族会で決まった、という連絡があったらしい。泉は、その決定を受け入れ、学園を辞める決意を固めていた。さらに泉は、木場を竜恩寺家に返し、とある財閥の会長と政略結婚させられるらしい。
 泉は、当主の座を失うことよりも、執事の木場と引き離されることに心を痛めていた。そんな泉に接触した忍は、望むことがあるのならばルチアに願い出ればいい、と告げる。その条件として忍が出したのは、メイを学園から追い出すことだった。それを受け入れた泉は、メイに決闘<デュエロ>を申し込み…。

キャスト

柴田理人(21) … 水嶋ヒロ
東雲メイ(17) … 榮倉奈々
柴田剣人(17) … 佐藤 健

ルチア(?) … 山田 優
忍(?) … 向井 理

本郷金太郎(70) … 津川雅彦

ほか

スタッフ

■原作
 「メイちゃんの執事」
 宮城理子(集英社刊「マーガレット」連載中)

■脚本
 古家和尚

■企画
 後藤博幸
 太田 大

■プロデュース
 橋本芙美(共同テレビ)

■演出
 石川淳一(共同テレビ)
 木下高男(共同テレビ)
 城宝秀則(共同テレビ)
 岩田和行(共同テレビ)

■音楽
 河野 伸
 高見 優

■制作
 フジテレビ
 共同テレビ

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