番組紹介

 命…この尊いもの。いつかは必ず消えていくもの。そうした命と、24時間、正面から向き合い闘い続けるのが彼らの仕事です。彼らは「救命救急医」と呼ばれる医師たちです。

 過労死に代表される突然の昏睡、意識不明。家庭内で起きる事故と虐待。刺された、撃たれた、そして薬物乱用。中毒や火事、突然事故からの救出。自殺未遂。そうした患者を乗せ、救急車が辿り着くのが病院の救命センターと呼ばれるところです。救命救急医と看護婦、看護士、その他の医療チームがチームを組み、命の最前線と闘っている現場です。救命救急センターに運ばれてくる重症患者の命が助かるがどうかは、最初の10分が勝負だといわれています。まさに消えゆこうとしている命を前にして、彼らの壮絶な闘いぶりは、時に仕事という枠を簡単に踏み越えてしまいます。
 そうした救命救急医ですが、一般的にも、医師の世界においても決してメジャーではありません。過酷な長時間労働、たえまない緊張感。緊急手術のなか、感染症(エイズ、肝炎など)の患者を担当して医師が病に倒れる危険性もあります。しかし決して恵まれているとはいえない報酬。何日も病院に泊まり込み、プライベートさえ犠牲にすることもあるかもしれません。
 このような中で働く彼ら、彼らを突き動かしているものは、何でしょう。「命」と向き合うことの使命感、緊張感、そして救えたときの充実感。それが彼らのささえです。

 1999年1月に始まった『救命病棟24時』は、救命救急医療の現状を描き、さらに医師たちの人間模様や、家族愛などを描いたヒューマンドラマとして好評を博し、平均視聴率も20.4%と高い支持を得ました。
 なかでも、一見冷徹に見える主人公進藤一生(江口洋介)が、実は優秀な外科医であり、救命救急医としても的確な判断と的確な処置が施せる医師であること、さらに患者の立場に立ち医療を忠実に実行する真摯で優しい男であることに、視聴者は感動を覚えました。そして2年半経った今、この進藤一生が帰って来ます。
 主演の江口洋介初め、豪華なキャスティング、さらに強力なスタッフが揃いました。前作を上回る作品になることは間違いありません。
 物語は救命救急医療の最前線にスポットを当て、救急医として新しくこのセンターにやって来る進藤とたまき(松雪泰子)との対峙を軸に、個性ある他の医師たちや看護婦との人間模様を描き、命とは何かを強く訴えかける感動のヒューマンドラマとして展開していきます。
 とかく縦割り社会といわれる大病院の中で、唯一、権威に縛られない立場にある救命救急医。「患者がいるから、医師が存在するのだ…」命と純粋に向かい合う彼らの姿をより深く、よりドキュメンタリックな映像で描いていきます。
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出演者

進藤一生(34) … 江口洋介
香坂たまき(30) … 松雪泰子
矢部淳平(25) … 伊藤英明
桜井ゆき(25) … 須藤理彩
太田川奈津(25) … 田畑智子
神林千春(47) … 小日向文世
馬場武蔵(32) … 宮迫博之
城島 俊(28) … 谷原章介
小田切 薫(42) … 渡辺いっけい

楽曲紹介

■主題歌
 DREAMS COME TRUE 「いつのまに」
 (2001年7月18日発売/virginDCT(東芝EMI)/TOCT-55017)

■挿入歌
 bird 「flow」
 (2001年8月22日発売/Sony Music/AICT-1323)