契約結婚
本当の病名
検査の結果、万砂子は急性骨髄性白血病だった。医師から告知を受けた達郎夫婦は愕然とするが、骨髄移植によって病気を克服できるという。仕事が気になる万砂子は病院を抜け出し、出版社へ行く。狼狽した達郎は、祥子と打ち合わせ中の万砂子を強引に病院へ連れて帰る。そのただならぬ様子に、万砂子は自分の病気について不安を抱く。初枝は重度の貧血症だと万砂子に伝える。骨髄移植のドナーが家族の中では見つからなかった。達郎は本の出版の話を万砂子に内緒で断る。初枝から万砂子の病名を聞き出した信太郎は、自分が必ずドナーを見つけると言って……。