万砂子の見合いの席に突然、信太郎が現れ、及川を殴り飛ばして、万砂子を連れ去る。戸惑う万砂子に、結婚を申し込む信太郎。が、その結婚は信太郎が理想とする契約結婚だった。
　翌日、万砂子は喫茶店を経営する友人の稲垣夫妻、美千代と次雄に契約結婚のことを相談する。夫妻は信太郎を一度連れてくるよう万砂子に忠告する。万砂子は信太郎に、本当に愛しているなら喫茶店まで来てほしい、と電話をかける。そこへ、達郎が小田原から駆けつけてくる。達郎も万砂子と一緒に信太郎を待つ。
　喫茶店へ向かおうとした信太郎の行く手を、何者かが塞いだ。