契約結婚
美しき過去
信太郎を避け、美千代の店で仕事する万砂子に、編集長から呼び出しがかかる。万砂子が出版社へ顔を出すと、仲睦まじそうな信太郎と恵子の姿が……。打ち合わせの終わった万砂子の前に、恵子が立ちふさがる。福田家に同居していることを告げた恵子は、信太郎との新しい生活を邪魔しないよう忠告する。その夜、マンションにいる万砂子を信太郎が訪ねてくる。部屋の権利書を差し出す信太郎に、鍵を置いて出て行こうとする万砂子。が、この部屋での思い出が胸にせまり、涙がこみあげてくる。信太郎は動揺を抑えて、直人の元へ帰るよう言い聞かせる。そして、自分は恵子と一緒になると告げる。