万砂子は信太郎に妊娠を打ち明けようとする。すると、そこへ、恵子が血相を変えて飛び込んでくる。続いて、若林が追いかけてきて、昨夜の恵子の行動を激しくなじる。若林は包丁をつかみ、争ったはずみで包丁が恵子の胸に突き刺さる。病院で手術を受けた恵子は、命に別状はなかった。若林は涙を流しながら、恵子に許しを請う。若林の愛の深さに、恵子は感動する。翌日、万砂子は信太郎と恵子の見舞いに行く。契約結婚の先輩として、二人に仲人をしてほしい、という恵子。その夜、万砂子は今度こそ信太郎に妊娠を告げようとする。そのとき、思わぬ来訪者が……。