美千代は陽平に、信太郎と関係を持ったことを告げる。逆上した陽平は信太郎の元へ怒鳴り込むが、止めようとした万砂子が、はずみで腕に怪我をする。疲れきった万砂子は、今は信太郎に愛されることが苦しくて辛い、と信太郎に訴える。達郎夫婦が心配して駆けつけてくる。達郎に殴られても、争いの理由を言わない陽平。信太郎を愛し続けて幸せになれるのか、という達郎の問いかけに、万砂子はうなずく。美千代が次雄を連れ出していなくなる。万砂子が次雄の店へ飛び込むと、ガス漏れの音がしていた。泣き崩れる美千代。そのとき、次雄の振りしぼるような声が……。