契約結婚
捨てられた通帳
俊太の死を信じたくない次雄の様子に、万砂子は居たたまれない気持ちになる。万砂子は暫く会社を休む。俊太の葬式の日、万砂子は償いの方法が分からなくて、自分の通帳を美千代に差し出す。美千代は、俊太は万砂子に殺された、と通帳を払いのける。その夜、万砂子はバーで片桐を待っていた。達郎に頼まれた片桐が、万砂子の力になってくれるという。と、そこへ、信太郎と若林が来る。片桐が来るのを知った信太郎は、憮然として帰ってしまう。万砂子は若林から、信太郎が万砂子のことを真剣に心配しているのを知らされ、すぐに信太郎の後を追う。翌日、俊太の事故現場に思いつめた次雄が現れる。