万砂子が目を離したすきに、俊太が道路に飛び出し、車に轢かれる。意識不明の重体で病院へ運ばれた俊太は、手術の甲斐なく息を引きとる。知らせを聞いた美千代はショックで流産する。どうしていいか分からない万砂子は、美千代の病室の前で悄然と座っていた。そんな万砂子を信太郎が迎えにくる。いつか時間が解決してくれる、と慰める信太郎に、万砂子は死んで償うことも考えたと…。翌朝、万砂子は美千代の病室を訪ねる。が、取り付く島もなく追い返される。万砂子は次雄の店へ行く。すると、店は営業していて、次雄は明るく働いていた。