契約結婚
赤い糸の天使
万砂子の校正ミスによって損害賠償問題が起こっているクライアントから、弁護士が交渉にくる。その顔を見て、万砂子は驚きの声を上げる。高校生のとき家庭教師をしてもらっていた片桐だった。さらに、驚いたことに、片桐と信太郎は大学の同級生だった。数日後、片桐の力添えによって、クライアントとの示談がまとまる。そんなとき、信太郎宛に「赤い糸の天使」と名乗る人物から手紙が届く。万砂子は自分と信太郎を天秤にかけていたといい、万砂子を不幸せにするなら、信太郎から万砂子を奪ってみせる、と挑発する内容だった。信太郎は片桐の仕業ではないかと疑う。