第7回 2013年5月21日(火)放送 あらすじ

負ける事を認められる強さ

暁(香取慎吾)のクラスで、問題児の根津亮介(森本慎太郎)が手嶋健太郎(岩橋玄樹)に突然殴りかかる騒ぎが起こった。暁や岩名(高嶋政宏)は殴った理由を問い詰めるが、亮介は「気に食わねぇからやっただけ」と何も話そうとしない。一方、殴られた健太郎もいきさつを語らず、結局、亮介は3日間の自宅謹慎を命じられてしまう。
そんな折、暁は拓途(神宮寺勇太)から、亮介と健太郎がかつては親友同士だったと聞かされる。2人は小学校の頃から同じ地元のサッカークラブに通い、ともにエース候補だった。ところが、中学に入って亮介の父親が会社でリストラにあい、経済的に追い詰められたことから、亮介はサッカークラブを辞めることに。その頃から亮介は荒れ始め、仲のよかった健太郎とも距離を置くようになっていた。そんなとき、操緒(濱田マリ)が保護者に宛てたプリントが配られ、好きだったサッカーを辞める原因を作った父親への怒りが健太郎に向いたのではないかというのだ。
そんな暁と拓途の話に、首を突っ込もうとするアカネ(杏)。アカネは吉岡(佐藤二朗)の協力で学校に来ていた。突然、頭をよぎった生前の記憶…暗い教室にたたずむ、ナイフを持った少年の光景が、小原南中で見たものなのかを確かめたいと、居ても立ってもいられなかったのだ。
その後、暁とアカネがマンションに戻ると、暁に1枚のハガキが届いていた。差出人は「広田かすみ」。生徒たちに囲まれた笑顔の女子大生の写真に「私は今、教師になるため教育実習中です」というメッセージが添えられ、どうやら暁の昔の教え子らしいのだが、暁はハガキを見ようともしない。
暁とかすみの間に何かがあり、そのせいで暁は生徒と向き合えなくなっていたのではないかと考えたアカネは、すべてを話すよう促すが、「もう吹っ切ったんだ」とかたくなに口を閉ざす暁。だが、「吹っ切ることと目をそらすことは違う」とアカネに説得され、今も暁に苦い後悔を残す7年前の“事件”を打ち明けて…。
一方、転職に動き出していた千穂(前田敦子)は、友人から紹介された出版社の面接を受けるが、社会人としての考えの甘さを指摘され、結局は不採用に。落ち込んだ千穂は部屋に閉じこもり、学校を無断欠勤してしまう。職員室が騒然とする中、またも保護者からクレームの電話が入り…。

キャスト

スタッフ

【脚本】
古家和尚

【プロデュース】
木村淳

【演出】
白木啓一郎

【音楽】
井筒昭雄

【制作著作】
関西テレビ

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