第5回 2012年5月14日(月)放送 あらすじ

鍵のかかっていない部屋

榎本径(大野智)は、ある新築の家で起こった死亡事件現場にやってきた。その家は、高校教師・杉崎(新井浩文)が結婚を機に建てたものだが、引き渡し直後に起こった震度4の地震で大きく歪んでしまった。杉崎は施工会社に手抜きだとクレームをつけ、社長の竹本(田窪一世)が補修工事を請け負うことになった。その下見の最中に、竹本が亡くなったのだ。
榎本を呼んだのは、青砥純子(戸田恵梨香)でも芹沢豪(佐藤浩市)でもなく、刑事・鴻野(宇梶剛士)だった。榎本の知識や能力を見て協力を依頼したのだ。現場には、現在手がけている買収契約に施工会社が関係していた芹沢と、偶然、榎本と行動をともにしていた純子も集まった。
遺体発見現場のリビングも、大きく歪んでいた。ドア枠も歪みまともにドアが開閉できない状態だった。窓は完全に施錠されていたため、逃走経路に使えた可能性があるのは廊下側のドアだけだが、歪んだドアを閉めるには内側からある一定の場所を何度も強い力で叩く必要があった。しかし、閉めてしまえば開けることは困難で、仮に殺人だったとしても犯人は部屋に閉じ込められることになる。
この部屋は密室だったのか、と尋ねる純子に、榎本は部屋にもうひとつの開口部があるので断定できないと言った。その穴とは、リビングの壁に開けられたエアコンのダクト用の穴だった。その穴を使い、外からドアを閉めることが可能なのか、榎本は考え込み…。

キャスト

榎本径:大野智

青砥純子:戸田恵梨香

杉崎俊二:新井浩文

飯倉加奈:関めぐみ

美里:小松彩夏

竹本袈裟男:田窪一世

水城里奈:能年玲奈

鴻野光男:宇梶剛士

芹沢豪:佐藤浩市

ほか

スタッフ

【原作】
貴志祐介

【脚本】
相沢友子

【プロデュース】
小原一隆

【協力プロデュース】
中野利幸

【演出】
松山博昭
加藤裕将
石井祐介

【音楽】
Ken Arai

【制作】
フジテレビドラマ制作センター

バックナンバー