第3回 2009年10月29日(木)放送 あらすじ

妻と娘の涙

 防衛庁の第2次防FX(=次期主力戦闘機)受注をめぐり、激しい戦いを繰り広げていた壹岐正(唐沢寿明)は、東京商事航空機部の鮫島辰三(遠藤憲一)が総理に流していたわいろ『G資金』のルートを解明するとともに、防衛庁から極秘文書であるグラント社の『スーパードラゴンF11』の価格見積表を入手する。これによって、ラッキード社の『ラッキードF104』を推す壹岐たち近畿商事が勝利するものと思われたが、その矢先、アメリカの空軍基地でテスト・フライト中だった『ラッキードF104』が墜落事故を起こすという事態が発生した。近畿商事社長の大門一三(原田芳雄)は、一刻も早く墜落の原因などの詳しい情報を集めて対策を練るよう、東京支社長の里井達也(岸部一徳)に命じた。同じころ、鮫島は、防衛庁官房長の貝塚道生(段田安則)に、『ラッキードF104』の欠陥データと墜落現場の写真を入手したことを報告していた。すでにそれらは、毎朝新聞記者の田原秀雄(阿部サダヲ)の手に渡っているという。それを知った壹岐は、田原が握っているデータを把握するために、自ら彼に接触。田原は、『ラッキードF104』には致命的な欠陥がある、と壹岐に告げ、明日の朝刊を楽しみにしていてほしい、と言い残して去っていく。その夜、壹岐は、旧知の仲である経済企画庁長官・久松清蔵(伊東四朗)を訪ね、毎朝新聞の記事を何とか抑える策はないか、と久松に頼みこむが…。

キャスト

唐沢寿明

(以下、五十音順)

阿部サダヲ
伊東四朗
遠藤憲一
岸部一徳
小雪
多部未華子
段田安則
袴田吉彦
原田芳雄
古田新太
松重 豊
柳葉敏郎
和久井映見
ほか

スタッフ

■原作
 山崎豊子『不毛地帯』(新潮文庫刊)

■脚本
 橋部敦子

■演出
 平野 眞

■プロデュース
 長部聡介
 清水一幸

■メインテーマ
 坂本龍一

■制作
 フジテレビドラマ制作センター

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