あなたは、小学校に入学してから高校を卒業するまでの間に、
果たして何冊の本を読んだだろうか？

じつは、ほとんどの人が、少なくとも90冊以上もの本を読んでいることになる。
それはどういうことかというと…？

そう、今回のテーマは教科書。

それは誰もが目にしたことのある本であり、本来の目的は、学習用である。

しかし、ただ勉強をするためだけではなく、「スイミー」や「たぬきの糸車」のように
今も心に残るすてきな物語に出会ったり、パラパラ漫画や置き勉などの、懐かしい思い出を作ってくれる教科書。

それなのに、大体の場合、一年たつと使い道がなくなってしまう。
また、どんどん溜まってくばかりであるため、いずれ捨ててしまうという人がほとんどだという。

それは、あまりにももったいなくはないだろうか…？

そこで、この教科書の“もったいない”を解決すべく博士が指名した研究員とは…
常に時代の先端を先取り、あらゆる広告で話題を集めている
アートディレクター・水野　学

今まで一年の命しかなかった教科書の“もったいない”に、
水野は、どのようにして新たな命を吹き込むのだろうか！？

水野 学（アートディレクター）
1972年東京生まれ。茅ヶ崎育ち。1996年多摩美術大学美術学部デザイン科卒業後、パブロプロダクション入社。その後ドラフトを経て、1999年1月にgood design companyを設立。主な仕事に、「KIRIN 903」（2004年）の企画・広告展開の全てのクリエイティブ、「ラーメンズ」、永昌源「杏露酒」のCM、三井不動産「芝浦アイランド」、森美術館「東京ベルリンベルリン東京展」のアートディレクションなど。現在、NTTドコモ新規クレジットサービス「iD」「DCMX」のブランディングを手がけている。主な受賞に、JAGDA新人賞、準朝日広告賞、NY ADC入賞、The One Show Silver、The One Show Gold受賞など。