ファイアーボーイズ ~め組の大吾~
#9 仲間を奪った爆炎
異動・昇進の時期を前に、め組の面々もそれぞれの目標に向かって精進を続けていた。救急救命士を目指す純(ミムラ)、昇進試験に備える赤星(葛山信吾)、毒劇物取扱者の試験に挑む博士(温水洋一)らは、勉強に余念がない。
そんな中、甘粕(塚本高史)は、1ヵ月後のレスキュー試験に挑戦する、と言い出す。レスキュー隊員の増員に伴い、受験資格の枠が広がったのだという。受験資格の変更は、レスキュー隊隊長・神田(的場浩司)のたっての希望で実現したものだった。
甘粕に誘われて、レスキューを見学に行った大吾(山田孝之)は、彼らのハードな訓練に圧倒される。そんな大吾に声をかけたのは神田だった。神田に命じられ、隊員たちの見ている前でロープブリッジ渡過に挑戦させられる大吾と甘粕。しかし大吾は、神田の大声に驚いて落下し、宙づりになってしまう。
神田は、落ち込む大吾をさらに挑発した。やっぱりめでたいめ組か—そんな神田の言葉に反発した大吾は、レスキュー試験を受ける、と神田に宣言。あくる日から早速トレーニングを開始する。
同じころ、五味(鹿賀丈史)は、ベテラン消防士の植木(モロ師岡)に、消防学校の教官職への異動を打診していた。が、生涯火消しひと筋、をモットーにしてきた植木は、なかなか現場を離れる決心がつかない。そんな事情を知らない大吾は、学科の勉強を見て欲しい、と植木に相談した。大吾や甘粕の熱意に負けた植木は、自らの経験談を交えながら、バックドラフト(火がくすぶっているところに新鮮な空気が入ったことで爆発的に燃焼が広がる現象)や、フラッシュオーバー(火炎室内の可燃物が加熱されて発生したガスが蓄積し一気に爆発する現象)など、必要な知識を改めてふたりに教えていった。
そんなある日、大吾の家に静香(小西真奈美)がやってきた。静香は、大吾の妹・ミキ(小出早織)からレスキュー試験の話を聞いて心配していたのだ。静香は、大吾が神田への対抗意識で受験することを非難する。が、静香が恋人といるところを目撃して以来、彼女の言葉を素直に聞けない大吾は、「先生には関係ない」と言ってしまう。
あくる日、大吾は、植木が消防学校の教官になるかもしれない、と純に教えられ、大きなショックを受ける。平(石黒賢)の制止も聞かず、植木を説得しようとする大吾。すると植木は、人にはそれぞれ行くべき道があるのだから、お前はレスキューで技術を磨け、と大吾を諭す。
植木の言葉で、改めてレスキュー試験へのモチベーションを高めた大吾は、以前にも増してトレーニングや勉強に精を出すようになる。体力テスト突破の最低ラインもクリア間近だった。
そんな矢先、め組に出場指令が下った。資源再処理研究センターの地下集積場で火災が発生し、応援要請が入ったのだ。大吾たちはただちに現場に駆けつけるが…。
そんな中、甘粕(塚本高史)は、1ヵ月後のレスキュー試験に挑戦する、と言い出す。レスキュー隊員の増員に伴い、受験資格の枠が広がったのだという。受験資格の変更は、レスキュー隊隊長・神田(的場浩司)のたっての希望で実現したものだった。
甘粕に誘われて、レスキューを見学に行った大吾(山田孝之)は、彼らのハードな訓練に圧倒される。そんな大吾に声をかけたのは神田だった。神田に命じられ、隊員たちの見ている前でロープブリッジ渡過に挑戦させられる大吾と甘粕。しかし大吾は、神田の大声に驚いて落下し、宙づりになってしまう。
神田は、落ち込む大吾をさらに挑発した。やっぱりめでたいめ組か—そんな神田の言葉に反発した大吾は、レスキュー試験を受ける、と神田に宣言。あくる日から早速トレーニングを開始する。
同じころ、五味(鹿賀丈史)は、ベテラン消防士の植木(モロ師岡)に、消防学校の教官職への異動を打診していた。が、生涯火消しひと筋、をモットーにしてきた植木は、なかなか現場を離れる決心がつかない。そんな事情を知らない大吾は、学科の勉強を見て欲しい、と植木に相談した。大吾や甘粕の熱意に負けた植木は、自らの経験談を交えながら、バックドラフト(火がくすぶっているところに新鮮な空気が入ったことで爆発的に燃焼が広がる現象)や、フラッシュオーバー(火炎室内の可燃物が加熱されて発生したガスが蓄積し一気に爆発する現象)など、必要な知識を改めてふたりに教えていった。
そんなある日、大吾の家に静香(小西真奈美)がやってきた。静香は、大吾の妹・ミキ(小出早織)からレスキュー試験の話を聞いて心配していたのだ。静香は、大吾が神田への対抗意識で受験することを非難する。が、静香が恋人といるところを目撃して以来、彼女の言葉を素直に聞けない大吾は、「先生には関係ない」と言ってしまう。
あくる日、大吾は、植木が消防学校の教官になるかもしれない、と純に教えられ、大きなショックを受ける。平(石黒賢)の制止も聞かず、植木を説得しようとする大吾。すると植木は、人にはそれぞれ行くべき道があるのだから、お前はレスキューで技術を磨け、と大吾を諭す。
植木の言葉で、改めてレスキュー試験へのモチベーションを高めた大吾は、以前にも増してトレーニングや勉強に精を出すようになる。体力テスト突破の最低ラインもクリア間近だった。
そんな矢先、め組に出場指令が下った。資源再処理研究センターの地下集積場で火災が発生し、応援要請が入ったのだ。大吾たちはただちに現場に駆けつけるが…。