ファイアーボーイズ ~め組の大吾~

第7回 2004年2月17日(火)放送 あらすじ

#7 ライバルの裏切り

 め組に救助出場の指令が下った。ビルの屋上で、女性が飛び降りようとしているという。現場に急行した大吾(山田孝之)たちは、その女性を見て驚いた。それは、以前大吾がネコの救助で出会った、飼い主のアケミ(深沢敦)だった。アケミは、ネコが行方不明になったのを悲観してこんな行動をとったらしい。するとその時、風が吹いてアケミのカツラがずれた。それを押さえようとしてバランスを崩すアケミ。甘粕(塚本高史)はとっさにアケミの下半身に抱きついた。大吾もすかさずアケミの上半身を支え、無事に彼女? の救出に成功した。が、カゼ気味で体調を崩していた大吾は、救助を終えて安心したのか、そのまま倒れ込んでしまう。

 あくる日、め組にタブロイド紙の記者・丘野(山路和弘)が訪ねてきた。読者からの投書で、自殺未遂騒ぎで活躍した大吾に興味を持ち、取材に来たのだ。実はあの時、下から成り行きを見守っていた野次馬たちからは、大吾がアケミを救ったように見えていたのだった。大吾に間違われて丘野に話しかけられた甘粕は、軽い気持ちで、大吾のいままでの活躍は単に運がよかっただけ、などと丘野に話していた。
 次の日、出勤してきた大吾の前に丘野が現れた。丘野は、甘粕から聞いた話を元に、人命救助のヒーローの実態を暴こうとしていたのだ。大吾は、丘野の挑発的な言葉に腹を立てた。すると丘野は、大吾のカッとなりやすい性格を指摘し、これからじっくり取材させてもらう、と宣言する。

 そんな折、めだかヶ丘商店街で異臭騒ぎが起きた。め組の面々が現場に急行すると、女子高生が苦しんでいた。バイクに乗った男に、催涙スプレーのようなものを吹きかけられたのだという。
 出張所に戻った大吾は、五味(鹿賀丈史)から過去に起きた異臭事件の資料を手渡される。平(石黒賢)たちからも、こうした事件は今後も続く可能性があること、異臭事件は非常に危険な場合があることなどを諭される大吾。その際、平は、異臭騒ぎの現場に丘野がいたこともあって、特に行動には注意しろ、と大吾に釘を刺した。
 それから数日後、今度はゲームセンター内で異臭騒ぎが起きた。平は、ガスの成分分析が終わるまで店内の検索を禁止し、外で苦しんでいる客たちのケアを指示した。その時大吾は、助けられた若い男性の肩に、女性用のバッグがかかっていることに気づく。一緒にいた女性がまだ店内にいるようだった。大吾は、甘粕の制止を振り切って店内に飛び込むが…。

キャスト

朝比奈大吾 … 山田孝之

園田まひる … 内山理名
近藤 純 … ミムラ
甘粕士郎 … 塚本高史
赤星みつる … 葛山信吾
植木彦助 … モロ師岡
万丈博士 … 温水洋一
高山俊介 … 江畑浩規

朝比奈ミキ … 小出早織
朝比奈都子 … 大島蓉子
朝比奈ハツ … 花原照子
  ○
落合静香 … 小西真奈美
  ○
丘野(記者) … 山路和弘
  ○
平 茂 … 石黒 賢
  ○
五味 一 … 鹿賀丈史

スタッフ

■原作
曽田正人
(小学館 少年サンデーコミックス「め組の大吾」)

■脚本
吉田智子

■演出
武内英樹
宮本理江子
七高 剛
成田 岳

■プロデュース
現王園佳正

■音楽
佐藤直紀

■制作
フジテレビ制作1部

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