数々の有力選手を指導する長光歌子先生が
フィギュアスケート界を楽しく語ります!

歌子の部屋

vol.27

平昌オリンピック、世界ジュニア選手権について

歌子先生に平昌オリンピック、世界ジュニア選手権について伺ってきました。

世界ジュニア選手権について

■オリンピックが終わればすぐに世界ジュニア選手権がはじまります。教え子の三宅星南選手が出場しますが―

長光歌子先生

 先日のインターハイで優勝しまして、一先ずほっとしています。彼の一番の課題は基礎体力なのですが、インターハイのすぐ後に行われた国体でも、私は「国体までは体力が続かないのでは…」と思っていたのですが、ショートプログラムまでは良い演技ができて、「以前よりは体力も気力も少しだけ上がったな。」と思いました。今は基礎体力をあげていくのが本当に大事ですね。
 世界ジュニア選手権は星南君にとって非常に良いチャンスだと思います。世界を見て、自分に足りないところや今の自分の立ち位置を確認したりできます。もしも失敗してしまったとしてもそれはそれで経験になりますから、とにかく恐れずに世界を味わって欲しいと思います。

■三宅選手の一番の魅力はどこだと思いますか―

 星南君は凄く高いポテンシャルを持っていますし、スケートの伸びがすごいです。
 今回難しかったとしても、私は正直彼には、世界ジュニア選手権で表彰台に上るまではジュニアで頑張って欲しいと思っています。彼は現在15歳ですが、ジュニアは19歳までいけますよね。その中でやはり19歳と15歳とでは、体力も筋力も全然違うんです。厳しい中で上に行く強さを身につけていって欲しいですね。

ありがとうございました。

長光歌子(ながみつ うたこ)
長光歌子(ながみつ うたこ)