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エコアナ・藤村さおりリポート「電気自動車が温暖化を救うには?」

[2008年3月14日更新分]


■問題山積の現状
CO2排出量が極めて低く、化石燃料を使わない究極のエコカー・電気自動車が今一つ普及していないのには幾つかの要因があります。

一つは蓄電池(バッテリー)が重く、価格も高いこと。
それに充電に何時間もかかるようでは使い勝手が悪い。
そして最大の要因は、ガソリン車でいうところのスタンドの数が少ない上に、今あるものはそのほとんどが稼動していないという点。

東電では、都市部の業務車両の一日の走行距離が80kmを超えないことから、マイカーは100kmの航続距離があれば十分足りるのではないかと考えました。しかも電池を新しく開発するのではなく、今あるリチウムイオン電池を活用し、現在首都圏に6箇所しかない充電スタンドを、2009年度には 100~200箇所に増やしたいと意欲的。これの実現には自動車販売店や大型店舗の協力を得る必要があり、既に両者間の検討が行われているのだそうです。期待しちゃいますね。

■理想的な電気自動車生活をシミュレーション
では実際にそうなった場合をシミュレーションしてみましょう。
まずは通常充電。時間貸し駐車場(コインパーキング等)で既設のコンセントを利用した場合、一時間駐車している間の充電コストは、たったの20円。しかもそれ用の計器を設置すると費用がかかってしまうので、できるだけそのままコンセントを利用可能にしたいといいます。

充電対比
通常 100V 8H 100% 160円位 80km走行可
急速 200V 15min 80% 100円位 65km走行可
急速 200V 5min 50% 30円位 40km走行可


澁谷氏、姉川氏

そのためには店舗側に充電代を負担してもらう必要が出てきます。

コンビニやショッピングモールの駐車場に車を停め、買い物をしている間に「あらまぁ、無料で充電完了!」というのが東電の理想形だということで、もし本当にこうなったら私たち消費者は嬉しい限りですよね。

前回講演者の末吉竹二郎氏の言うように、今後各企業の“エコ取り組み"が企業の評価に直に反映されるようになれば、企業としてもこの類の電気代は負担せざるを得ない時代となっていくことが予想されますね。

一方、急速充電器ではどうでしょうか?課題であるスタンドのインフラ状況をみてみると・・・・当初首都圏に6箇所設置された急速充電器のうち、東京都庁地下駐車場にある充電スタンドはバイク置場と化し、川崎駅北口にある充電スタンドに至ってはそれ自体に鍵がかかっていて使用不可と惨憺たる結果に。

上記表のような充電費のお手ごろ感が広く知れれば、究極のエコカー・電気自動車は飛躍的に普及が伸びるはず。そのためにも、これから先は企業側の充電インフラ充実が急務となりそうです。


■技術革新と企業努力で実現の日も近い?
では、電気自動車時代になったら電力を供給する側の電気量は足りるのか???

ダイジョーブです。
今は寝ている夜間電力を起こし現在より1000億kw/hシフトUPすれば十分に対応できるといいます。しかも車の充電はほとんど夜間に行われることになるだろうし、ガソリン代と比較しても相当安くもつくことに!実際に警察車両は前向きに電気自動車を検討しているそうです。

時に、ETCが首都高速で割引価格を打ち出し普及したことを鑑みれば、物が広く普及するには「お得感」は不可欠!既に神奈川県では電気自動車の高速料金の値引きを検討しているといいますし、東京都内の駐車場でも電気自動車は駐車料金、一時間無料という所が多いのだそうで、着手はもう始まっているのですね。知らなかったなぁ。

富士重工業(株)は技術向上により、より効率のよい蓄電池(バッテリー)の開発を目指し、それの搭載により長距離を走るバス・タクシー・貨物・トラック等によるCO2排出量を飛躍的に削減できると考えていますし、一方の東京電力は航続距離の短いマイカーや都市部の業務用車両用の充電器のインフラの普及に力を入れたいという。

二社のエコ努力はアクセスが違うものの、目指す所(もくひょう)は"CO2削減"で同じである点が今回の講演の面白いところだと感じました。

※藤村アナが参加した勉強会は、(財)社会経済生産性本部が主催した『環境と経営のビジネストレンド研究会』

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