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エコアナ・木幡美子リポート「あなたは夢を忘れていませんか?」

[2008年4月4日更新分]


フランクな語り口の中に、近年の日本に対する厳しい批判も見え隠れする、そんな講演でした。安藤忠雄さんは、言わずと知れた国際的な建築家で、今も世界中を飛びまわり数多くの作品を手がけています。

建築家を目指したのは、高校2年生のときで、最初はすべて“独学”で建築の知識を身につけたとか。言葉の端々から、並々ならぬエネルギーを感じました。中でも特に印象に残ったのはつぎの3つのキーワード。


まずは、【環境と建築】。
このふたつは当然切っても切れない関係だとは思いますが、安藤氏の作品には当初から環境との調和が重要なテーマとして盛り込まれているのです。

彼を一躍有名にした『住吉の長屋』。
右側と左側にある部屋の中間にある中庭には屋根がなく、雨や風がそのまま入ってきて自然を肌で感じるという斬新なもの。そのほか天保山の一角で、シャチを泳がせる構想を何年にも渡って自治体に提案するなど、その創造力はまさに無限大。


もうひとつは【夢】
講演中、彼の口から何度も発せられた言葉です。
美術館を作る際に、サントリーの佐治会長から『夢を作れ』と言われたという安藤氏。

日本人は独創性を持たないとダメ、もっと感性を磨かないと、という言葉が印象的でした。確かに自分を見ても、型にはまった考え方に終始し、独創性というものをむしろ避けてきたような気がします。ソフトを作る会社に勤務しているのですからこれではダメだと、ちょっと反省しました。


最後に【全体を見渡す眼】
職業柄なのか、安藤氏の眼は物事を広くとらえ、常に全体を見渡していることに気がつきました。

世界から見て、日本はどう映っているか。
もはや経済大国ではない、安心・安全も揺らいでいる、家族関係も希薄になりつつある中、自慢できることと言えば、『長寿』と『女性が元気であること』くらいしかないのではないか、と冗談交じりに話す安藤氏。

ならば、もともと緑の多い国なのだから、“自然に対する感受性の高さ”を世界に発信したらよいのではないか!そう提言する彼が、今力を入れていること!それは『海の森プロジェクト』

東京湾のゴミの埋立地に木を植え、日比谷公園5.5個分の巨大な『海の森』をつくろうという構想で、その資金は募金でまかない、私たちの手で緑豊かな森をつくり、次世代の子どもたちに美しい自然を愛でる心を伝えたい、といいます。私も微力ながら力になれればと思いました。

安藤氏が講演の中で紹介した言葉・・・・・
“青春とは心の持ち方を言うのだ。(中略)
年を重ねただけで人は老いない。理想を失うとき人ははじめて老いる。”

サミュエル ウルソン 『青春』

自由な発想、母国への熱い想い。
安藤忠雄さんは、まさに今、青春真っ只中なのでした。

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