第1回 2009年10月13日(火)放送 あらすじ

ダサOLvs美人鬼部長

 その日、東京の老舗デパート・越前屋百貨店では幹部を集めた重要な会議が行われていた。業績不振にあえぐ越前屋を再生するため、経営戦略部の尾崎隆(田中哲司)は全売り上げの半分以上を占める婦人服部門の強化を主張。その切り札として、ある女性の名前が挙がる…。
 同じ頃、天野絹恵(香里奈)は恋人の山内達也(高岡蒼甫)と旅行に来たパリで観光を楽しんでいた。ヨーロッパ最大の百貨店、ギャラリー・ラファイエットにやって来た絹恵は、婦人服売り場に並ぶ華やかな最新ファッションと、おしゃれが苦手な自分の地味な服装を見比べて気後れするが、そんな折、店員たちが畏敬の念を込めて「マダム・ミキ」という名を口にしているのを聞く。

 一方、パリの高級ファッションブランド店では、ギャラリー・ラファイエットからやって来た美しい日本人女性が、新しいコラボ宣伝企画の準備を進めていた。この女性こそがマダム・ミキこと神保美姫(黒木瞳)。数多くの百貨店、ブランド店の販促プロデュースを手がけ、輝かしい実績を残してきた美姫は“パリ・ファッション業界で最も重要な日本人”として注目を浴びていた。そんな中、日本から新たなオファーを受けた美姫はパリを離れ、東京へと向かう。

 数日後、越前屋百貨店のリビングふとん売り場には、後輩の森奈津子(南明奈)らに指示を飛ばし、イキイキと働く絹恵の姿があった。絹恵は上司の大面(佐藤二朗)からも頼りにされるふとん売り場のエース販売員。売り場のベッドに妙な客がいると大面から対応を頼まれた絹恵は、そこで熟睡していた男・田渕優作(西島秀俊)のふてぶてしい態度にあきれる。

 そして閉店後、帰宅しようとしていた絹恵は、越前屋の婦人服統括部長に就任したばかりの美姫に会い、その完璧なファッションと美貌に圧倒される。そんな絹恵のおしゃれとはほど遠い私服姿をながめた美姫は「つまらない服を着ていると、つまらない人生になるわよ」と言い放つ。

 美姫の言葉に屈辱を覚えた絹恵は、達也を相手にやけ酒を煽り、「服なんて着やすければいい!」とくだを巻く。ところがその翌朝、出勤した絹恵に思わぬ異動が言い渡された。異動先は、越前屋が社運を賭けて大幅リニューアルすることになった婦人服売り場。美姫が率いる新プロジェクトのメンバーに加わることになったのだ。ファッションにまったく興味がない絹恵は、婦人服の販売員など自分に務まるはずがないと戸惑うが…。

キャスト

香里奈
西島秀俊
高岡蒼甫
加藤夏希
能世あんな
真野裕子
えれな
南 明奈
IMALU
  ・
小泉孝太郎
  ・
黒木 瞳

スタッフ

■原作
 槇村さとる『Real(リアル) Clothes(クローズ)』

■脚本
 大島里美

■チーフプロデューサー
 重松圭一(関西テレビ)

■プロデューサー
 佐野拓水(関西テレビ)
 平部隆明(ホリプロ)

■演出
 白木啓一郎(関西テレビ)
 本橋圭太(アズバーズ)
 ほか

■音楽
 野崎良太(Jazztronik)

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