第9回 2009年12月8日(火)放送 あらすじ

生き別れた恋人との衝撃の過去!

 松善が合併で百貨店業界のトップに躍り出たことにより、大差をつけられた越前屋には契約を解除したいという取引先からの申し出が殺到。優作(西島秀俊)はその対応に追われる。百貨店にとって最も大切な年末商戦を前に、越前屋は存続の危機に陥っていた。

 美姫(黒木瞳)は松善の脅威に対抗する年末商戦の切り札として、ニューヨークの人気ブランド『Siela&Keith』と専属契約を結ぶべく交渉に乗り出す。日本初上陸のこのブランドを迎え入れることができれば、大きな話題を呼ぶことは間違いない。先方の契約の条件は、人気商品のハイヒールの製造を浅草の老舗靴工場『竹内』に委託すること。その名を聞いた美姫は表情を変え…。

 美姫は越前屋の命運がかかった『竹内』との契約交渉を絹恵(香里奈)と優作に命じる。さっそく『竹内』にアポを取る優作。職場の危機を乗り切ろうと、一致団結するニコラ(黄川田将也)ら婦人服部門のスタッフ。そんな中、絹恵は優作の顔を見るたびに胸が苦しくなり、仕事も手につかない。優作に恋をしていると凌(加藤夏希)らに指摘され、慌てて否定する絹恵だが…。

 同じ頃、『竹内』に蜂矢(小泉孝太郎)が現れ、越前屋の動きを知っていたかのように、先回りして契約を持ちかける。その夜、蜂矢の手引きで意外な人物が松善を訪れた。「越前屋はもうダメです」と言い放ち、松善の幹部と密談するその人物とは尾崎(田中哲司)だった。

 そんな蜂矢の不穏な動きを知るよしもない絹恵は、優作、ニコラと『竹内』へ。昔かたぎの社長・竹内祐造(田山涼成)に製造を依頼するが、新規の仕事は受けられないと突っぱねられる。そこで優作は、祐造の説得を絹恵に任せることに。絹恵は『竹内』に通い詰めるが、雑用にこき使われるばかりで話も聞いてもらえない。

 そんな折、アヤ(えれな)が美姫のアシスタントを辞めると言い出した。松善の主力ブランドからヘッドハンティングされ、転職することに決めたという。アヤを引き留めもしない美姫にショックを受ける瑞穂(能世あんな)。同じ頃、蜂矢が凌に接触。正社員として松善に迎えたいと執拗に誘いをかけ…。

 一方、依然として相手にしてくれない祐造に食らいつき、『竹内』に通い続ける絹恵は、工場の片隅でアルバムを見つけ、1枚の写真に思わず目を留める。そこに写っていたのは、20年前の美姫の姿だった…!

キャスト

スタッフ

■原作
 槇村さとる『Real(リアル) Clothes(クローズ)』

■脚本
 大島里美

■チーフプロデューサー
 重松圭一(関西テレビ)

■プロデューサー
 佐野拓水(関西テレビ)
 平部隆明(ホリプロ)

■演出
 白木啓一郎(関西テレビ)
 本橋圭太(アズバーズ)
 ほか

■音楽
 野崎良太(Jazztronik)

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