夏の秘密
生きる
「怒りや憎しみが生きる力になるよう、とことん憎めばいい。お前の憎しみは俺が引き受ける」──死を選ぼうとした紀保を、伊織が引き戻した。互いに強く求め合う2つの心。愛してはいけないと知りながら、紀保と伊織は結ばれた。
生きていくことを決意した紀保は、伊織のもとを去り、龍一に婚約解消を切り出す。そんな紀保に、龍一が羽村から教えられた自分の想いを話す。恋はいつか消えるが、愛はいつまでも消えずに残る、と…。
母のように死を選んだりはしない、生きようと決意した紀保だが、ウエディングドレスのデザインがまるで出来なくなる。幸せをカタチにすることなど、今の自分にはできないという紀保。杏子が、自分がついていると慰める…。
生きていくことを決意した紀保は、伊織のもとを去り、龍一に婚約解消を切り出す。そんな紀保に、龍一が羽村から教えられた自分の想いを話す。恋はいつか消えるが、愛はいつまでも消えずに残る、と…。
母のように死を選んだりはしない、生きようと決意した紀保だが、ウエディングドレスのデザインがまるで出来なくなる。幸せをカタチにすることなど、今の自分にはできないという紀保。杏子が、自分がついていると慰める…。