夏の秘密
敵同士
紀保を組みしくと正体を知っていることを明かした伊織は、そのまま痛めつけるように紀保に乱暴しようとする。反撃して難を逃れた紀保が武器を持って身構えると、伊織は龍一と同じように俺を刺して殺せばいいと冷ややかにいう。紀保を監視していた伊織の告白に紀保は驚かされ、自分のうかつさに唇をかむ。伊織はみのりへの愛と、容疑者である龍一や、紀保への憎しみを燃え上がらせる。龍一の初公判が決まる。杏子は羽村から公判の日を紀保に知らせるよう指示される。すると杏子は、龍一に、羽村が口止めしたから紀保は初公判のことを知らないと伝える。別れを迫る羽村の意図と理解した龍一は杏子の前で苦しむ。紀保の部屋に手紙が届く。手紙には「第一発見者に気をつけろ」と書かれていた…。