緋の十字架
思春期の家出
美也子が薫の引き取り手、佐藤夫婦を捜してくる。直哉は、薫を手放すつもりはない、と憤慨。美也子や悦子との溝がますます深くなる。自分のせいで大河内の家庭がもめることに心を痛めた薫は、自ら家を出て行こうとする。直哉はそんな薫が愛しく、どこへもやらない、と抱きしめる。直哉は佐藤夫婦に里子の件を断る。怒った悦子は、浩一を連れて家を出て行く、と言い、直也に離婚を迫る。居たたまれなくなった薫は、今度こそ家を出る決心をする。翌朝、薫と浩一が家からいなくなる。直哉が薫のもとの家へ行くと、薫と浩一が倒れていた。