チーム・バチスタの栄光
絆
チーム・バチスタの連続術死について、医療事故の原因究明と再発防止を目的とし、院内の代表によって構成されるリスクマネジメント委員会が招集された。しかし心臓外科教授の黒崎(榎木孝明)は、不安な点はないと調査を強引に打ち切ろうとする。そんな黒崎たちに対し白鳥は、バチスタ手術全32件の記録映像貸し出しを求め、委員一同を前にチームの中に連続殺人鬼がいるかもしれないと平然と言ってのける。
田口(伊藤淳史)と白鳥(仲村トオル)は、チーム・バチスタの臨床工学技士である羽場(戸田昌宏)から、オペ室では月に20件程度、リスクマネジメント委員会に報告すべき出来事が起こるが、実際に報告するのは1割程度だと聞く。しかしチーム・バチスタに関しては報告が1件もないという。
リスクマネジメント委員会は黒崎の派閥が多く、黒崎派は病院長の高階(林隆三)に次ぐ東城医大ナンバー2の勢力。田口はすっかり高階派と見られ、白鳥と組んで桐生(伊原剛志)を潰そうとしていると噂が立ったことから、院内での風当たりが強くなり、黒崎に要求された大量の申請書類と報告書の作成に苦労する。チーム・バチスタの麻酔科医である氷室(城田優)にも書類を書いてもらわなければならないが、朝からオペ続きで多忙を極め、なかなか氷室が捕まらない。
一方、白鳥は記録映像をチェックし始めるが、席を外した隙に、映像の1本が何者かに盗まれてしまう。それは2番目の術死となった「ケース29」の映像。白鳥は廊下ですれ違った鳴海(宮川大輔)を疑うが、鳴海は同じ階にある資料室にいただけだと反論、結局身体検査をするも見つからない。
田口はようやくつかまえた氷室から、「麻酔科医はオペ室の奴隷」と過酷な実情を聞かされる。人員不足で複数の手術を掛け持ちし、昼夜を問わず緊急手術が入れば呼び出され、おまけに執刀医からも軽視される。さらに、もしミスでなくても患者が亡くなった場合、自分が訴えられるかもしれないという恐怖…そんな状況を聞いた田口は、朝から何も食べていない氷室を家に連れて行き、家族と一緒にすき焼きを食べさせる。氷室も、四季も昼か夜かもわからず、ましてや人とちゃんと食事するのは久しぶりだと笑顔を見せる。
その頃、映像が盗まれた「ケース29」の書類を調べていた白鳥は、他のケースとは異なる、ある大きな事実に気づく…。
田口(伊藤淳史)と白鳥(仲村トオル)は、チーム・バチスタの臨床工学技士である羽場(戸田昌宏)から、オペ室では月に20件程度、リスクマネジメント委員会に報告すべき出来事が起こるが、実際に報告するのは1割程度だと聞く。しかしチーム・バチスタに関しては報告が1件もないという。
リスクマネジメント委員会は黒崎の派閥が多く、黒崎派は病院長の高階(林隆三)に次ぐ東城医大ナンバー2の勢力。田口はすっかり高階派と見られ、白鳥と組んで桐生(伊原剛志)を潰そうとしていると噂が立ったことから、院内での風当たりが強くなり、黒崎に要求された大量の申請書類と報告書の作成に苦労する。チーム・バチスタの麻酔科医である氷室(城田優)にも書類を書いてもらわなければならないが、朝からオペ続きで多忙を極め、なかなか氷室が捕まらない。
一方、白鳥は記録映像をチェックし始めるが、席を外した隙に、映像の1本が何者かに盗まれてしまう。それは2番目の術死となった「ケース29」の映像。白鳥は廊下ですれ違った鳴海(宮川大輔)を疑うが、鳴海は同じ階にある資料室にいただけだと反論、結局身体検査をするも見つからない。
田口はようやくつかまえた氷室から、「麻酔科医はオペ室の奴隷」と過酷な実情を聞かされる。人員不足で複数の手術を掛け持ちし、昼夜を問わず緊急手術が入れば呼び出され、おまけに執刀医からも軽視される。さらに、もしミスでなくても患者が亡くなった場合、自分が訴えられるかもしれないという恐怖…そんな状況を聞いた田口は、朝から何も食べていない氷室を家に連れて行き、家族と一緒にすき焼きを食べさせる。氷室も、四季も昼か夜かもわからず、ましてや人とちゃんと食事するのは久しぶりだと笑顔を見せる。
その頃、映像が盗まれた「ケース29」の書類を調べていた白鳥は、他のケースとは異なる、ある大きな事実に気づく…。