第2回 2008年10月21日(火)放送 あらすじ

 チーム・バチスタを調査することになった田口(伊藤淳史)は、直美(釈由美子)を呼び出し話を聞く。直美は、器械出しの後任に宮原(ちすん)という同僚の看護師が有力だったが、自分が裏で手を回し選ばれた、という噂を立てられていると打ち明ける。4件立て続けに手術が失敗したのは自分の器械出しのリズムが遅いからだと言う直美に、田口は桐生(伊原剛志)が優秀な看護師だと話していたことを告げる。
 東城医大には、アフリカの内戦で被弾した少年ゲリラ兵士・アガピが搬送されてきた。治療中に重度の拡張型心筋症が発見されたが、反米ゲリラの受け入れをアメリカが拒否したため、バチスタ手術の権威・桐生の元へ運ばれてきたのだ。
 一方、白鳥(仲村トオル)は厚生労働省内で医療関連死を調査する専門機関の設立を準備中で、チーム・バチスタの調査はモデルケースに丁度いいと考えていた。チーム全員と面談することにした白鳥は、まず直美と第1助手の酒井(鈴木裕樹)を呼び出す。いきなり直美に手術の失敗は自分の責任だと思わないかと切り出し直美を泣かせ、さらに桐生の足手まといで下手同士の傷の舐め合いと切り捨てられた酒井は激怒。白鳥を殴ろうとして、田口は巻き添えを食ってしまう。文句を言う田口に白鳥は、直美の涙はフェイクだと言い捨てる。
 続いて白鳥は麻酔医の氷室(城田優)と臨床工学士の羽場(戸田昌宏)に、手術中に血液に毒物を注射して殺すことは可能かと問いかける。だが氷室は、30分ごとに術中患者を採血して分析しているから不可能だと説明。田口はチームの誰かが患者を殺したという白鳥の仮説が否定されて胸を撫で下ろすが、白鳥は面談で収穫があったと納得顔だ。そして桐生に向かって、手術の失敗は事故ではなく殺人だと断言する。
 少年兵のアガピは心を閉ざし、田口が話しかけても無反応を続けていた。まだ7歳のアガピに子供の心を取り戻してもらうことが大事だと考えた田口は、ゲームをさせたり、凧を飛ばしたりして、アガピの関心を引こうとする。
 白鳥は病理医で桐生の義弟でもある鳴海(宮川大輔)にも話を聞く。なぜアメリカにいた鳴海が、桐生と一緒に日本に帰ってきたのかという質問に、「ドクター桐生の影ですから」と鳴海は意味ありげな言葉を残す。ところがその後、直美がチーム・バチスタを辞めるという噂が聞こえてくる。田口は直美のもとを訪れ、桐生がチーム・バチスタの一員として直美を選んだのだから自信を持ってほしいと励ます。しかし直美は同僚の看護師・宮原のプライベートを暴いた手紙を匿名で書き、桐生の机に置いたと告白し…。

キャスト

田口公平 … 伊藤淳史
白鳥圭輔 … 仲村トオル
氷室貢一郎 … 城田 優
垣谷雄次 … 鶴見辰吾
酒井利樹 … 鈴木裕樹
羽場貴之 … 戸田昌宏
   ●
藤原真琴 … 名取裕子
   ●
高階権太 … 林 隆三
鳴海 涼 … 宮川大輔
大友直美 … 釈 由美子
桐生恭一 … 伊原剛志

スタッフ

■原作
 海堂 尊
 「チーム・バチスタの栄光」(宝島社)

■脚本
 後藤法子

■演出
 植田 尚

■プロデューサー
 豊福陽子(関西テレビ)
 遠田孝一(MMJ)
 八巻 薫(MMJ)

■音楽
 羽岡 佳
 妹尾 武

■制作
 関西テレビ
 メディアミックス・ジャパン

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