第4回 2008年11月4日(火)放送 あらすじ

 「術死は続く、これからも。これは、完璧に仕組まれた、犯罪である」—田口(伊藤淳史)に届いた怪文書の報告を受けた白鳥(仲村トオル)は、一連の術死が殺人だと確信を深める。そしてチーム・バチスタのミーティングに出向き、記録映像が盗まれた「ケース29」だけ他の手術より心臓の切除範囲が大きいことを指摘。だが桐生(伊原剛志)は、患者の心臓が拡張していればいるほど切除範囲も大きくなるだけのことだと説明し、鳴海の診断には全幅の信頼を寄せているとその疑いを退ける。
 そんな桐生と鳴海(宮川大輔)の関係をいぶかしんだ白鳥は、田口に鳴海の裏を探らせようとする。田口は記録映像に映らない病理医は映像を盗む必要がないと反論するが、桐生を庇っている可能性もあると示唆される。田口が鳴海に会いに行くと、鳴海も桐生との不自然に強い結びつきをほのめかす。
 その頃、酒井(鈴木裕樹)は垣谷(鶴見辰吾)が執刀する予定の手術を、自分にやらせてほしいと垣谷に頼んでいた。白鳥に第2助手に留まり一人前でないと挑発されたため躍起になっているのだが、垣谷にはいずれチャンスが来ると断られてしまう。酒井は父親が天才的な心臓外科医で、新人の頃から父を超えると燃えていたことを田口は思い出す。
 白鳥は以前桐生と鳴海が働いていたアメリカ・サザンクロス病院に電話をし、2人の過去を調査。驚くべき事実をつかんだ白鳥は2人を呼び出す。鳴海は元々外科を専攻し、アメリカでは桐生と共に外科の研修をしていた。だが手術で混乱した際に、桐生のメスが鳴海の右手の腱を切る事故が発生。治療は成功したものの、鳴海の指はオペで繊細な動きを要求されると動かなくなってしまい、病理医に転向したのだった。桐生の影を自認する鳴海だが、本当は桐生を憎んでいて、手術を失敗に導いているのではないかと迫るが…。

キャスト

田口公平 … 伊藤淳史
白鳥圭輔 … 仲村トオル
氷室貢一郎 … 城田 優
垣谷雄次 … 鶴見辰吾
酒井利樹 … 鈴木裕樹
羽場貴之 … 戸田昌宏
   ●
藤原真琴 … 名取裕子
   ●
高階権太 … 林 隆三
鳴海 涼 … 宮川大輔
大友直美 … 釈 由美子
桐生恭一 … 伊原剛志

スタッフ

■原作
 海堂 尊
 「チーム・バチスタの栄光」(宝島社)

■脚本
 後藤法子

■演出
 今井和久

■プロデューサー
 豊福陽子(関西テレビ)
 遠田孝一(MMJ)
 八巻 薫(MMJ)

■音楽
 羽岡 佳
 妹尾 武

■制作
 関西テレビ
 メディアミックス・ジャパン

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