第6回 2006年2月14日(火)放送 あらすじ

命を救うヒーロー

 研修医の江藤(八嶋智人)は、過換気症候群を引き起こして呼吸困難に陥った患者にどう対処すればいいのか分からず、あおい(石原さとみ)に助けてもらう。そのようすを見ていた同僚の医師や小峰(杉田かおる)たち看護師は、一様に呆れ顔だった。
 そんなある日、江藤が、初めて患者を受け持つことになった。田所(西村雅彦)が江藤に担当を命じたのは、特別病室に入院した代議士の笠井(山田明郷)だった。笠井は、田所が長年主治医を務めてきた患者で、弁膜症から軽度の心不全を引き起こしたらしい。しかし現在は、食餌や運動制限をしながら、経過を見守っている状態なのだという。田所や高樹(柳葉敏郎)に励まされた江藤は、さっそく笠井の人間ドックのデータを取り寄せて、診療計画書作りに取り組む。
 あくる日、江藤は、出来上がった診療計画書を持って笠井の元を訪れる。が、笠井は、ステーキをデリバリーさせろ、などとわがままを言ってはあおいたちを困らせていた。しかも、本人いわく体はどこも悪くないのだという。田所に事情を確かめに行った江藤は、笠井が収賄疑惑を追及するマスコミから雲隠れするために入院しただけであることを聞かされ、ガックリと肩を落とす。
 入院中、笠井は、横柄な態度でスタッフたちを困らせていた。さらに、笠井の見舞いにやってきた孫の守(小倉史也)が病院の中で走り回ったりして暴れたため、とうとう亀井(六角精児)ら入院患者たちからも非難の声が上がってしまう。小峰は、担当医である江藤にも非難の目を向け、何も出来ない彼のことを病院の粗大ゴミだ、とバカにする。が、その言葉を聞いていた総師長の泉田(片平なぎさ)は、江藤には医者としての資質がある、と言い切る。
 そんな中、あおいは、笠井の新しい検査データを江藤に届ける。そのファイルには、江藤が丸めて捨てた、笠井の診療計画書が一緒に挟まれていた。それを見た江藤は、笠井の検査データをチェックし、肝臓疾患の指標となるγ‐GTPの値や、血液中の中性脂肪、コレステロール値が上がっていることを知る。同じころ、あおいは、高樹を訪ねて桜川病院にやってきた美沙子(秋本奈緒美)という美しい女性を見かけるが…。

キャスト

美空あおい(看護師・23歳) … 石原さとみ
高樹源太(内科医・42歳) … 柳葉敏郎
小峰響子(主任看護師・38歳) … 杉田かおる
江藤 誠(研修医・35歳) … 八嶋智人
北沢タケシ(看護助手・23歳) … 小山慶一郎(NEWS)
田所義男(内科主任・43歳) … 西村雅彦
泉田てる(総師長・47歳) … 片平なぎさ

ほか

スタッフ

■原作
 こしのりょう「Ns’あおい」(講談社『モーニング』連載中)

■脚本
 吉田智子

■企画
 金井卓也(フジテレビ)

■プロデューサー
 小椋久雄
 永井麗子(共同テレビ)

■演出
 土方政人
 都築淳一
 石川淳一

■音楽
 福島祐子
 澤野弘之

■制作
 フジテレビ
 共同テレビ

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