第3回 2006年1月24日(火)放送 あらすじ

隠されていた秘密

 あおい(石原さとみ)の存在を疎ましく思っていた田所(西村雅彦)は、とある料亭に高樹(柳葉敏郎)を呼び出し、彼女がグループの本院である清天総合病院から桜川病院に異動させられた本当の理由を調べてほしい、と頼んだ。しかし高樹は、人を陥れるようなことは出来ない、と田所の頼みを断る。すると田所は、研修医勉強会で本院に行く予定になっていた江藤(八嶋智人)に目を付け、彼にあおいの過去を調査するよう命じる。
 一方、仕事を終えて行きつけの居酒屋「番長」を訪れたあおいは、小峰(杉田かおる)や北沢(小山慶一郎)から、田所が本院から桜川病院に左遷されてきたことを聞かされる。田所は、何とかして本院に戻るために、営業成績を上げようと必死になっているのだという。あおいは、黙って皆の話を聞いていた高樹に、どうして田所のやり方に口をはさまないのか、と尋ねた。しかし高樹は、自分は長いものには巻かれる主義だ、などと答えるだけだった。
 勉強会から戻った江藤は、本院の看護師たちとの合コンをセッティングした、といって高樹や北沢、片桐(鈴木浩介)を誘った。その席で、あおいと看護学校で一緒だったという看護師に、あおいのことをしつこく尋ねる江藤。高樹は、そんな江藤を制すると、早く一人前になりたいのなら田所に媚びていないで腕を磨け、と言い放つ。
 あくる日、桜川病院には、折からの降雪の影響で、転倒などでケガをした外来患者らが大勢訪れる。外科病棟が満床になったため、内科病棟にも外傷患者を受け入れてほしい、という依頼を受けた内科師長の緑川(高橋ひとみ)は、これでベッド稼働率が上がる、と大喜びだ。そんな中、あおいは、同僚のキリコ(加藤貴子)たちから、救急外来のヘルプに行ってほしいと頼まれる。
 救急外来に向かったあおいが担当するよう言われたのは、腹痛に苦しむホームレスの又蔵(モロ師岡)だった。外来の看護師は、又蔵が寒さをしのぐために仮病を使って入院してきたと思っているようだった。が、又蔵の様子がおかしいことに気づいたあおいは、彼が腸閉塞を起こしている危険性があると判断し、病棟当直の医師に来てほしいと連絡する。すると、そこにやってきたのは田所で…。

キャスト

美空あおい(看護師・23歳) … 石原さとみ
高樹源太(内科医・42歳) … 柳葉敏郎
小峰響子(主任看護師・38歳) … 杉田かおる
江藤 誠(研修医・35歳) … 八嶋智人
北沢タケシ(看護助手・23歳) … 小山慶一郎(NEWS)
田所義男(内科主任・43歳) … 西村雅彦
泉田てる(総師長・47歳) … 片平なぎさ

ほか

スタッフ

■原作
 こしのりょう「Ns’あおい」(講談社『モーニング』連載中)

■脚本
 吉田智子

■企画
 金井卓也(フジテレビ)

■プロデューサー
 小椋久雄
 永井麗子(共同テレビ)

■演出
 土方政人
 都築淳一
 石川淳一

■音楽
 福島祐子
 澤野弘之

■制作
 フジテレビ
 共同テレビ

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